野鳥写真ギャラリー


出島の珍鳥編

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 今回は出島で記録された珍しい鳥を紹介します。例によってピンボケ、ぶれボケであまり大きな画像には耐えません。幸い、その分軽いのでここはひとつ我慢して下さい

サバクヒタキの画像サバクヒタキ
1989年2月12日 那賀川町工地海岸にて撮影
 1988年12月、野鳥園に隣接する砂浜にサバクヒタキがやってきました。第一印象は走るのが速い鳥ということ。私の観察ノートには「斜め方向にも高速に移動出来、あのコチドリの走りより早いかも、片足で枯草に器用にとまることができる等」と記録されている。何よりの驚きは国内でも観察が稀なこの鳥、しかも同一個体が翌シーズンまたこの地を訪
れたことが標識調査で確認されたことです。


ホシムクドリの画像ホシムクドリ
 1991年12月29日 那賀川町芳崎にて撮影
 ある日、電線にとまった10羽ほどのムクドリを何気なく双眼鏡で覗くと、その中に変わったやつがいる。お腹に点々がある。これは確かに図鑑で見た鳥、「ホシムクドリだあー!」思わず私は叫んでしまった。貴重な記録はまずは写真に収めなければと、あわててカメラを携えて家を飛び出し撮影したのがこの写真です。この鳥に会ってからは、どんなにたくさんのムクドリでも一羽一羽確認しないと気がすまなくなってしまいました。



マナヅルの画像マナヅル 那賀川町上福井にて撮影
1989年10月8日
 鳥仲間から電話をもらった。「出島にマナヅルが来とるでよ」「えー!ほんま!」と私。もう日が暮れていたが急いで現場へ行き、双眼鏡で覗くと田んぼの水溜りに何やら大きな影が見える。なんて大きな鳥だ。じっとしている。慣れない地でネグラをとってさぞかし神経を張り詰めていたのだろう。見ている私も息をひそめながらの観察であった。息苦しくなるような時間が今ではなつかしい。それほど付近の環境は変わってしまった。


マガンの画像マガン
1990年11月11日 那賀川町出島湿原にて撮影 
 出島湿原の埋め立工事が本格的に動き出した1990年。この年の11月の定例探鳥会でのこと。出発前の「今日の探鳥会では珍しい鳥が見られますよ」と思わせぶりな担当者の言にワクワクしながら参加者が見た鳥。それがこのマガンです。湿原上を飛ぶたくさんのカモ類に比べて一回り大きなマガンの姿に「ガンってやっぱり大きいんだ」などと妙に納得したのを思い出します。ブルドーザーに追われているような写真が悲しい。


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