5:20に起き、5:50に家を出る。 厚木から東名に乗り、首都高、外環、東北道、山形道と走る。 寒河江SAに昼前に到着し、昼食。 月山あたりでは道の側にまだ雪が残っている。 だんだんと雨が激しくなり、酒田を通過する頃には大雨という感じになる。 三崎には15:00くらいに着く。
国道7号線沿いにある象潟の道の駅で夕食を食べ、マックス・バリュというスーパーで買い物する。 このスパーは遅くまでやっているらしい。 電話で天気予報を聞くと、大雨強風注意報が出ているとのこと。 でも明日は晴れると言っている。
雨は上がったけれど、ガンガンに日がさすという感じではない。 キャンプ場の受付をしに行く。 おじいさんが色々と教えてくれるのだけれど、半分くらいしか理解できない。
雨上がりなのでゆっくりと出発する。 灯台に気がつかなくて行き過ぎてしまう。 戻ってくると灯台がみえた。 こんなのを見落としてしまうとは、いったいどこをみていたのだろう?
鉄の鎖をたよりに海のほうへ降りていく。 昨日の雨で地面が滑りやすくなっていて気を使う。 最後に、海に向かって左手の鎖を降りるとメインのエリア、右手の鎖でできたハシゴを降りるといそしぎエリアらしい。 波が高く、メインのエリアへ行く方の岩が濡れているので、とりあえずいそしぎエリアへいってみる。
平日なので誰もいない。 風が強く、波が高く、「ザザザザーン」とかなりうるさい。 濡れているルートが多く、乾いていそうなルートを探して登る。
塩がものすごくたまっていて汚いし、核心が少し濡れている。 掃除には歯ブラシではあまり役に立たず、箒が欲しい。 11b だと思っていたので1回目はすぐにテンションしてしまう。 少し悪い凹角からお皿状のハングが続くルートだ。 お皿の上には塩がテンコモリだけど、最後までパワフルで面白い。
二回目はテンプラで落ちてはいけないと思い必死で登る。 なんとか落ちなくて良かった。 少なくとも 11a は十分にあるのでは? このルートのグレードはたんなる語呂合わせであるらしい。
他は濡れているので、メインのエリアへ行ってみる。 鎖を便りに降りた所の岩は、午前中に見た時よりは乾いているようだ。 二人組みがいる以外は誰もいない。
象潟の道の駅へ行き、夕飯を食べ、温泉に入る。 道の駅の4階に展望温泉があり、21:00まで入れる。 90分で350円。 温泉は少ししょっぱくて茶色い。 私は使わなかったけれどサウナもある。 大広間があってゴロゴロできる。 大広間では簡単な食事もできるが、持ち込みは禁止だそうだ。 風呂上がりに大広間で寝転がってストレッチする。
キャンプ場でゆっくりと朝食を食べる。 キャンプ場は下地もいいし、炊事場もあるし、少し遠いけれど駐車場のトイレが使える。 海も見えてなかなか居心地が良い所だ。 9:45 頃にテントをあとにする。
今日も私たちを含めて3パーティ、全部で10人弱の人しかいない。 濡れているルートは相変わらず濡れている。 お立ち台にある簡単なルートから登る。
休憩がてら、緩んだボルトを締めるためにいつも持ち歩いているモンキー・レンチを使ってカメノテを採る。 イガイや巻き貝も少しだけ採る。 ナマコもいるが、食べたことないし、料理のしかたも知らないので見るだけにする。
I さんが「白鳥」を登るのをビレイして今日はおしまい。 I さんは終了点にクリップしてからテンションが入るというパターンで二回も失敗し残念そうだった。 このルートは上に立ち込んで終了となる。 リーチのない I さんには、終了点にクリップしてからもう一つムーブが入るらしい。
岩場から遊歩道に上がると、ちょうど太陽が水平線の向こうにに沈みそうになっているところだった。 日本海に「ジュッ」と音をたてて沈む夕日を眺める。 水平線に太陽の下側がくっついてから完全に沈んでしまうまでにかかる時間は思っていたよりも短かった。 反対側には、スキーで滑ったら楽しそうな鳥海山が見える。
今日も象潟の道の駅に行く。 象潟ビールという地ビールのピルスナーを飲んでみたけれど、高いだけで私にはイマイチだった。
温泉に入った後でコンビニで買い物しテントに帰る。
収獲したカメノテなどをゆでてから寝る。