フリー・クライミングのあれこれをお届けする独断と偏見のページです
2012年8月10日から19日まで、カナダのキャンモア周辺へ出かけました。 A田さん、のぶちゃん、はっしーさん、まきちゃんのおかげで、とても楽しいツアーでした。 カナダの夏休みを楽しくすごし、将来についてのよい刺激やヒントをもらいました。 みなさん本当にありがとうございました。
昨日は秋の気配が少し感じられたけれど、今日は朝から暑い。
10時50分にタクシーで駅へ行き、11:06の電車に乗った。
帰りのこともあるので、スイカに1万円チャージしておいた。
横浜から成田エクスプレスに乗り、持参のお弁当を食べた。
電車はそれなりの混雑だった。
成田はぜんぜん混雑していない。カウンターでチェック・インを済ませ、2万円両替し、ラウンジでコーヒーを飲んだ。
14時半にラウンジを出て、ゲートには14:50に着いた。
少しは混雑しているのかと思ったけれど、拍子ぬけするほどだった。
ゲートで、はっしーさん、まきちゃん、A田さん、のぶちゃんと合流。
ユナイテッドの飛行機にはシート・テレビがなく、食事とサービスもいまいちだったけれども、
持参したノイズ・キャンセリング・フォンのおかげで、まあまあな感じで眠れた。
サンフランシスコでの入国審査はすぐに終わったけれど、荷物をピック・アップした後のセキュリティチェックに時間がかかった。
カルガリー行きの飛行機はとても小さく、飛行高度も低いみたいだ。
窓側の席だったので、サンフランシスコの街がよく見えた。
そういえば、パロアルトに住んでいるseizoさんは今はどうしているのだろうと、ふと思った。
カルガリーからレンタカー2台でキャンモアへ向かった。
1台はA田さんとのぶちゃん、もう一台に他の3人という構成だ。
コントミニアムタイプのキャンモア・リゾート・ホテルにチェック・インした。
中にジャグジーもあるカップルズ・ホテルみたいな部屋にA田さんとのぶちゃん、
女王様部屋にまきちゃん、窓もない使用人部屋にはっしーさんと私という部屋割りになった。
街のスーパーへ買出しにでかけ、大量の食料品を購入した。
お部屋でピザなどの夕食を食べた。
持病のめまいがおきないよう、今回のツアーではアルコールは控え、夕食後にビタミンB12を服用することにする。
時差ぼけの影響はほとんどなく良く眠れた。
朝食を腹いっぱい食べ、昼食用のサンドイッチや水を持ち、9時前に出発した。
ハイウエイをおりて少し行った駐車場から15分ほどハイキング道を歩いたエリア。
途中で大きな蚊の大群に襲われた。
家族連れの観光客などが小川沿いの道にそって時々やってきた。この道の先には何かあるのだろうか?
まずはFirst Rockで登った。
駐車場へ行く途中でレイちゃんと別れた。 今晩も女性陣がつくってくれた豪華な食事をいただいた。
7時にA田さんの激しいノックの音で起こされた。
朝食をすませ、8時10分頃に出発した。
Acephaleは、昨日、高速を降りた所からカルガリー方向に1kmほど行った高速脇の土の駐車スペースに車をとめ、
そこから1時間ほど歩いた少し遠いエリアだ。途中には滝があり、その滝を高まきして登っていった。
駐車スペースに帰ってきたのは18時半頃だったけれど、まだまだ明るい。
スーパーで買い物をして帰った。
食べすぎなのか、水が合わないのか、おならがたくさんでて、少し腹具合が悪かった。
明日からは、水道水ではなく、湯冷ましをもっていくことにしよう。
6時に起きて、レイク・ルイーズへ行った。世界自然遺産にも登録されている有名な観光地らしい。 ハイウエイの途中で入園料を徴収されるので、できるだけまとまって行ったほうがよい。 駐車場に車をとめ、立派なホテルのトイレを借りた。 湖の前で記念撮影し、湖のほとりの散歩道をふらふらと20〜30分歩いてThe Main Areaへむかった。
クライミングの途中であたりを散歩したりした。
たくさんの観光客がひっきりなしに訪れているようだった。クライマーもたくさんいた。
ホテルのおみやげ物やさんでTシャツなどの買い物をした。
私たちが帰る頃にも駐車場は満杯だった。
三日連続のクライミングでみんな疲れているらしく、夕食は簡単なものですませた。
キャンモアのベーグル屋で朝食。とてもおいしかった。
近くの山屋をのぞく。日本で買うのと比較して3割引から半額程度で買えるものも多い。
ブラックダイアモンドのカラビナ3枚とペツルのヌンチャク2本などを買った。
みんな大人買いにはしっているようだった。
Three sisters park way を走ってみたけれど何もなかった。
バンフへ行くことになった。
後から気がついたのだけれど、車一台で行けば入園料が半額ですんだのだった。
まず、ボウ滝を見学した。
昔、マリリンモンロー主演の『帰らざる河』のロケに使われた観光名所らしい。
近くのホテルなどを見て回っていると雨がパラパラしてきた。
街の中心部へ行き、車を駐車場にいれ、サンドイッチ屋で昼食。注文してから40分くらいかかった。
その後はおみやげ物屋やクライミング用品店などをのぞいた。
女性陣は気合が入ってとても楽しそうな様子だった。
宿に帰り、夕食を食べ、明日のマルチの準備をしてベッドに入った。
でも、あまり眠れなかった。
4時に起きて朝食を食べたけれど、リビングの窓から外を見ると雨が降っていた。
相談の結果マルチは明日になった。
もう一度寝て、目が覚めると8時を過ぎていた。
A田さん達は先に出かけていった。
キャンモア近くのエリアへ行った。
ダム湖そばの駐車場に車を置き、歩いて谷を下ってアプローチするエリアだ。
Grassi Lakesはハイキングコースにもなっているエリアで、たくさんの人が訪れていた。
クライミングのあいまに池の周りを散歩したりして、カナダの夏休みをのんびり楽しんだ。
ただ、頭上の送電線が風景を台無しにしている。
クライミングを終わり、駐車場へ帰る途中で、5頭くらいの鹿(?)の家族連れが道路脇を悠然と歩いていた。
Grassi Lakesの左岸は落石がおきやすいということだが、原因の一つは動物が岩場の上を歩くためらしい。
4時起床、5時出発。今日は車一台で行く。ハイウエイの入園料徴収所には係員がいなかった。
レイク・ルイーズへ向かう道の途中で左折し、モレーン・レイクへ向かう。
駐車場につくと、メットをもったおねーさんが二人先に歩いていた。
トイレをすませ、湖の周りから歩き始める。
登り口に掲示板があり、ここから先は4人以上のグループでないと入山を許可されないとかいてある。
先ほどのおねーさんたちはここから引き返していった。
林の中のつづら折れの道を進み、だんだんと森林限界に近づき、お花畑の中をとおっていった。
朝が早く、日陰の草花には霜がおり、木製の橋は白くなっていた。
途中の大きなボルダーの上でマーモットが迎えてくれた。
池のほとりから、ガレたつづら折れを登った所がセンチネル・パスだ。3時間ほどかかった。
パスから目指すピナクルが見えた。
ガレの横断途中に雪渓が4箇所ほど残っている。近くに行ってみるが、簡単にはわたれそうにない。
A田さんとはっしーさんが下方面から偵察にいったが、やはり無理らしく、アプローチ敗退となった。
あとからきた慣れた地元(?)クライマーは一つ目の雪渓の縁をくだり、雪渓の下のガレを渡り、
二つ目の雪渓の向こう側の縁を登っていった。残りの二つの雪渓はそのまま横断し、ピナクル左下のガレを登っていった。
アルパイン的なクライミングに慣れて、足のそろったパーティでないと無理なルートのようだった。
そういう実力をつけて、こういうルートを登るのも楽しそうだ。
下りは2時間ほどだった。
湖のほとりのロッジにあるギフト・ショップを見学し、近くの岩の上で持参した果物を食べ、キャンモアへ帰った。
黄色いスクール・バスで営業しているアイスクリーム屋で小さなチョコレートアイスを食べた。
その後、石鹸屋さんで Cool as Cucumber という名前のきゅうりの香りがする石鹸を買った。
税金を入れると$5.09だったのだけれど、お店のおねーさんはレジ横の箱から9セントをレジに入れて5ドルにしてくれた。
夕食後、まだまだ外が明るいので、みんなで近くの川のほとりを散歩した。
7時半にチェック・アウトするつもりが、フロントに人がいなくて8時になった。
それでも金曜日は早い方らしく、ほかの日だと9時まで待つ必要があるらしかった。
朝から日差しが強く、Tシャツを突き抜けて肌に紫外線が刺さってくる感じだった。
日焼け止めをもらって腕や首に塗りつけて登った。
Real Good Timeエリアで2本アップし、White Imperialistエリアで登った。
12時45分頃にクライミングを終えた。
キャンモアで給油し、カルガリーへ向かう。
カルガリーのMECに寄った。
クライミング・パンツやメットなどを見たけれど、サイズがなかったりで結局何も買わなかった。
レイちゃんも一歳のカイ君を連れて電車でやってきた。
ビールを2杯飲んだというご主人があとから現れ、レイちゃんの運転で家に帰っていった。
空港前のホテルに17時半にチェック・インし、シャワーなど浴びて、18時過ぎにA田さんの運転でレイちゃん家に向かった。
はっしーさんが運転していたレンタカーは返し、1台に5人で乗っていった。
レイちゃん家でバーベキューや赤ワインなどをいただき楽しいひとときを過ごした。
21時過ぎにおいとまし、22時前にホテルに着き、荷造りをすませてから寝た。
5時半起床。シャワーを浴び、6時にホテルをチェック・アウトした。
カルガリー空港でアメリカ入国の手続きをした。
今回は荷物もスルーで日本へ送られるそうだ。
ゲートがまだあいておらず(国内線用に使われていたためらしい)、Gate20前の椅子に座って待った。
ゲートが開いた後、のぶちゃんと私以外の人たちは朝食を食べていたけれど、
私はなんだかあまり食べたい気にならず、機内食を待つことにした。
バスの座席のような椅子がついた小さな飛行機に乗り、1時間半ほどでシアトルに到着した。
日本行きの便までは4時間ほどある。
朝飯を食べなかったせいなのか、少しめまいを感じたので、無理せず椅子に座って休んでいた。
何か食べたほうがいいのかもしれないと思い、売店でゆで卵二つとカップ入りのフルーツを買って食べ、ビタミン剤を飲んだ。
まあ大丈夫みたいだ。
ほかの人たちは別ターミナルへ電車に乗っていってきたらしい。日本食などもあったそうだ。
成田行きの飛行機は満席だった。
帰りの便にはシート・テレビがついていた。
ノイズ・キャンセリング・フォンで音楽を聴いてウトウトしていたら、比較的速く時間が経過して成田に到着した。
飛行機の外に出ると湿度を感じた。成田は蒸し暑く、とても混雑していた。
残っていた60カナダ・ドルを両替し、みんなと別れ、16時過ぎの逗子行快速のグリーン車で帰った。
横浜駅のコンコースを歩いていると、夏休みが終わってねずみ競争の世界にもどってきたのを感じた。
駅からはタクシーに乗り、19時頃帰宅した。
久しぶりで日本のごはんを食べ、久しぶりで湯船につかり、21時半過ぎには布団に入った。