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1年生 黄金の3日間 入学式 教室での出会い 

 

              親も子も安心できる、出会いの演出です。
              語り、ジェスチャーをフル活用しました。 


おはようございます。

おはようございます。

とっても大きな声ですね。上手にあいさつできるんだね。うれしいので、もう一度聞かせてほしいな。(一回目より大きな声で)おはようございます!

おはようございます。

すごいな。今まであった一年生の中で、一番大きい声だよ。

みなさん。入学おめでとう。今日から、○○小学校の一年生です。先生は、ずっとみんなに会うのを楽しみにしていました。昨日も、「3組の子はどんな子かな。元気かな。優しいかな。勉強は好きかな。」ってずっと考えていました。では、新しく一年生になったみなさんに、お話をします。今のぴんとした姿勢で聞いてください。小学校は、お勉強をするところです。先生は、ここにいる全員が賢くなってほしいと思っています。先生はみんなを賢くするために、一生懸命がんばります。でもね、先生一人がんばってもうまくいきません。どうすればいいかな?それは、先生がこれから言うことを一生懸命やることなのです。

一つ目は、先生の話をしっかり聞くことです。ちゃんと聞くことができる人は賢くなります。じゃあ、今日、校長先生からお話がありましたね。先生の名前は何でしょう。

よくきいていたね。先生のなまえは、ひじかたなおみといいます。(いいながら黒板に書く。)ひじと、かたでひじかたせんせいです。(ジェスチャーつき)わかっていた人は、手をあげてごらん。すごいですね。一つ目はいいですか。人の話を聞くことですよ。話している人の目を見て聞くと、もっといいですね。(目を指差す)

二つ目は、名前を呼ばれたら返事をすることです。返事は、先生に聞こえるくらいの声で、「はい」と言えたら、合格です。では、これからね、一人ずつ先生がお名前をよんでいきます。呼ばれたら、「はい。」と手をあげていってくださいね。そして、「ひじかたせんせい」と呼んでください。そうしたら、先生も大きな声で返事をしますね。では、「○○くん」

「はい、土方先生」

「はい」大きな声ですね。 つぎ、「○○くん」

「はい、土方先生」


「はい。」と返事をしたあと、大きな声ですね。元気な声ですね。」とコメントを入れていく。
順々に全員の名前を読んでいく。途中で、男の子一人、女の子一人が返事ができなかった。男の子は待っていても無理そうだったので、「名前を呼ぶから、手をあげてね。」ということにした。女の子は、二回目で小さい声で返事ができたので、「やさしいこえでありがとう。」と言った。終わってから、すぐにお二人の保護者の方があいさつに見えたが、男の子は、恥ずかしがりやの子(今はとても元気である)女の子は、人見知りする子だった。

よく、お話が聞けましたね。それでは、先生はお母さんたちにごあいさつをするので、机の上にある、教科書を見て静かに待っていてくださいね。

ご入学、おめでとうございます。このたび、ご縁がありまして、1年3組の担任をすることになりました。土方奈緒美と申します。元気な子どもたちにあえて、うれしく思います。昨日の夜から、子どもたちの名前を見ながら、どういう由来でつけたのかな?どんな子どもたちかな?と考えながら過ごしました。お子さんが生まれてから、この6年間、話せた、歩けたとお子さんの成長を喜ばれてきたことでしょう。時には、病気などで夜中に病院に行ったということもあるかもしれません。そのように大事に育てられたかけがえのないお子さんをあずかるのですから、心してやっていかねばと思っています。子どもたちが、学校をたのしい!と思えるよう、そして、できなかったことができるようになるように力を尽くしていきたいと思っています。大事なお子さんを本日より責任を持って預からせていただきます。学校全体でお子さんの成長を見守っていきます。至らない点もあるかもしれませんが、みなさま、ご協力のほどよろしくお願いいたします。                             新学期特設教え方教室 向山洋一氏語り 参考         


病院の話のところでは、うんうんとうなずいているお母さんが何人もいらした。喘息もちのお子さんが多いためだと思われる。

お待たせしました。とても静かに待っていることができましたね。

もしも、困ったことがあったら、どんどん先生に言ってくださいね。先生が味方になるからね。たとえば、けんかしたとき、いじめられたとき、おしっこにいきたいとき、おなかが痛いとき、けがしたとき、どんなことでもいいよ。ちゃんと先生にいいに来られる子はとてもおりこうなんだよ。「先生、あのね」って伝えてね。恥ずかしいことはないよ。

次に、配布物の確認をします。男の子のおうちの方は、お子さんの右側へ。女の子のおうちの方はお子さんの左側へお願いします。これからいうものを、上に上げていってください。不足分は、あとでうかがいます。


一つずつ確認していく。

くわしくは、このお手紙に書いてありますので、お読みください。これから学校からの配布物や連絡はお子さんを通してご家庭に行きます。毎日、「今日は、学校からのお手紙ない?」と声をかけてください。はじめのうちは、締め切りがあるものがたくさんあります。手続きの都合上必ずお守りください。忘れてつらい思いをするのは、お子さんです。よろしくご配慮お願いいたします。それでは保護者の方は、後ろにお戻りください。


後日、提出物がかなりあったが、ほとんどが期限内にそろった。親にも、黄金の3日間は有効だと思われる。

それでは、これで終わりです。また明日、元気にみんなが学校に来るのを待っていますよ。全員立ちましょう。「さようなら」


最後は、全員でさようならのあいさつをして、終了した。そのあと、保護者の方があいさつに見えたり、目が悪くて席を心配していた保護者が話にきたり、一緒に写真を撮ったりして過ごした。帰ったあと、机の整頓と靴箱の確認に行った。明日からの対策を練るためである。写真撮影を待っていた時に、騒いで、寝転がっていた子達も、話を聞くときはきちんと静かにできていた。保護者の方々も協力的な方が多そうな感じである。少し、安心しながら職員室へ戻った。


参考にした文献および、TOSSランドサイト

2320004 1年生の最初の3日間でやっておくこと 三澤雅子氏
2320156 1年生最初の3日間ですること     吉岡剛氏
2400073 1年生入学式のシナリオ        赤木雅美氏
『小学校1年生の指導 準備万端!小事典E 入学式前後10日間をこう組み立てる』
向山洋一・森川敦子編 明治図書
    

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