東京出身。父は東京府立第三商業高等学校校長を務めた型破りな教育者の吉澤徹(同墓)。
東京府立第六中学校、東京府立高等学校文科乙類を経て、1937(S12)東京帝国大学文学部教育学科卒業。
同年、読売新聞社編集局に入社。'41社団法人日本出版文化協会文化局入社するも、'43.9応召。第十二軍司令部参謀部報道墟に所属。
'46.5帰還。'47.4日本教育新聞社に入社し、編集局長代理 に就任。
'50.7日本大学専任講師、後に同大学助教授、教授となる。文理学部に属し、教育学科の学科代表に選出される。
また同大文学研究科分科委員会委員を委嘱。同本部学務委員会委員も務めた。'80.9日本大学を定年退職(満70歳)。
この間、神奈川歯科大学、学習院大学等の講師を兼任。定年後は日本大学文理学部非常勤講師として大学に残った。
日本教育学全会員、教育社全学全会員であり、学会理事、評議員を歴任した。
他にも、日本社会教育学会会員、関東教育学会会員、日本大学教育学会副会長、川崎市青少年問題協議会副会長として15年余にわたり青少年健全育成に尽くす。
'75神奈川県より青少年教育に対する功績にて表彰、次いで川崎市からも表彰される。主な著書に『教育原理』『社会教育概論』『教育社会学の基礎問題』など多数。享年85歳。