メイン » » » 矢野龍渓
やの りゅうけい

矢野龍渓

やの りゅうけい

1850(嘉永3)〜 1931(昭和6)

明治時代の政治家、小説家、ジャーナリスト

埋葬場所: 6区 1種 8側 25番

 本名矢野文雄(墓には本名で刻む)。福澤諭吉の推薦で大隈重信の下で官吏となり、1881(M14)大隈と共に改進党の結成に参画。 この間報知新聞に入り、83政治小説「経国美談」を著わして大反響をもたらした。 85新聞事業視察のため渡欧し翌年帰国。90報知新聞掲載の空想的冒険小説「浮城物語」執筆。国会開設後政界を去り、一時伊藤博文らの推薦で式部官や外交官をつとめたが、99以降は政界を退いた。 その頃から社会問題に関心を示し、1902小説「新社会」を発表して再び世の注目を集めた。その後、出版事業を行なったが失敗。後に大阪毎日新聞副社長、傍ら随筆を発表した。

<コンサイス日本人名事典>


*隣りの墓所には、旧佐伯藩士であった父の矢野光儀の墓が建つ。

*龍溪からみて姪小林シズは須藤南翠(ナンスイ)の妻。


関連リンク:



| メイン | 著名人リスト・や行 | 区別リスト |
このページに掲載されている文章および画像、その他全ての無許可転載を禁止します。