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てらさき ひでなり

寺崎英成

てらさき ひでなり

1900(明治33)〜 1951(昭和26)

昭和期の外交官「暗号名マリコ」

埋葬場所: 17区 1種 11側 17番

 貿易商を営む寺崎三郎の次男。兄、太郎を追うように帝大卒後、同じ外交官に。ワシントンの外交官として日米開戦前にアメリカの情報収集、戦争回避のための和平工作を行なう。 1931(S6)アメリカ人女性グエンと結婚。翌年、上海総領事館勤務となり、同年マリコ誕生。アメリカと日本の架け橋になってもらいたいと願う。40再びワシントン勤務。 アメリカ局長の兄、太郎が日米交渉には現地情報が必要だとし、盗聴されるであろう電話口で暗号を使用、それこそが「マリコ」であった。このような諜報工作はFBIに筒抜けであり行動を分刻みで記録された「寺崎ファイル」なるものもある。 太平洋戦争に突入し寺崎一家は日本に帰国。反米感情の中グエンとマリコは仕打ちに耐える。戦後、日本政府とGHQの連絡官となり、宮内庁御用掛、天皇とマッカーサーの通訳担当官。 差別を恐れた英成はグエンとマリコをアメリカに帰らす。英成死後40年、遺品から「昭和天皇独白録」を発見し、現在もマリコは平和を唱え世界を闊歩している。

<NTV「知ってるつもり」H13/2/4>


暗号名「マリコ」はこのように使われた。
1940(S15)英成と兄の太郎との間での会話
 「マリコの具合はいかがですか?」
 (日米関係はどうですか?)

 「マリコは大変悪いです。どんどん悪くなる一方です」
 (見込みが薄くなりました)

 「それはいけない。
  荻窪のオヤジが生きているうちに、良い医者に診てもらわないと」
 (近衛首相が辞職させられそうです。首相であるうちに改善しないと危ない)


*「太陽に架ける橋」という映画にもなった。


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