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しおのや しげお

塩谷繁雄

しおのや しげお

1923(大正12)〜 2001.10.17(平成13)

昭和・平成期の物性工学者

埋葬場所: 22区 1種 27側

 1945(S20)9月東京帝国大学第二工学部応用化学科を卒業。 同第一工学部助手、横浜国立大学助教授を経て、'59(S34)10月東京大学物性研究所助教授に着任した。 '67(S42)1月には教授に昇任され、'84(S59)3月停年により退官するまで、東大教官として研究と教育につとめた。 この間、'80(S55)4月同研究所の大部門制への拡充改組においては、極限物性部門において極限レーザープロジェクトの設立に尽力した。 東京大学においては同大工学系研究科委員会委員、東京大学図書行政評議委員などを歴任し、学外においては学術審議会専門委員などをつとめた。 さらに'75(S50)日本で開催されたルミネッセンス国際会議(日本学術会議主催)、'78開催された第6回超高速現象国際会議をはじめ多数の国際会議において、組織委員長としてその実現と運営に大きく貢献するなど、世界の研究者の交流推進に尽力した。
 研究においてはルミネッセンス、光物性、量子エレクトロニクス等広範な領域において、関連分野の研究を国際水準に高めることに大きく貢献。 ルミネッセンスの研究は、今日世界をリードする蛍光体やディスプレイ産業の発展の基礎となっている。 ピコ秒分光法による半導体の高密度励起効果の研究により'77(S52)12月第23回仁科賞を受賞。 さらに'84(S59)8月ルミネッセンスの分野の世界的会議であるルミネッセンス国際会議において第1回の国際会議賞を受賞された。 東京大学名誉教授。2000(H12)4月勲三等旭日中綬章。享年78歳。

<HP東大広報より引用編集>
<毎日新聞10月19日訃報記事>


*同墓にはガン研究などの業績を残した内科医学者の塩谷不二雄も眠る。


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