*墓所には道沿いから奥に向かい島居四兄弟の墓石が4基並び、奥に小さな墓石を合わせて5基建つ。一番奥は長男の島居庄蔵一家の和型「島居家之墓」。右面に島居庄蔵(M23.4-S47.10.19)の名と歿年月日と享年が刻む。左面は庄蔵の妻のツネ(M29.8-S58.3.26)、愛媛県出身で近藤貞次郎の4女。その左に幼くして亡くなった子の小さな墓「釋妙説聲順童女」。
*奥から二番目は二男の島居松次郎一家の和型「護念院釋浄松居士 / 護法院釋正意大姉」、右面に島居松次郎(M28.4-S29.3.30)の名と歿年月日と行年が刻む。左面は松次郎の妻は正代(M28-S57.3.12)、大阪府出身で保澤調作の5女。裏面は墓誌となっており、島居正(H29.1.29歿・行年86歳)が刻む。
*奥から三番目は三男の島居金次郎の墓「南無阿弥陀佛」、左に墓誌が建つ。島居金次郎(M30.10-S59.2.18)の戒名は至誠院釋金台居士。金次郎の妻の祝(M34.9-S59.11.7)は香川県出身で旧姓は成瀬。
*道沿いの墓石は四男の島居辰次郎の墓「昭親」、左隅に「大本山増上寺八十六世 大僧正 仁譽書」、裏面「平成八年一月 島居辰次郎 建之」と刻む。左に墓誌が建ち、妻の島居加津子(H8.3.23・享年81歳)から刻みが始まり、「キリスト教新教」とも刻む。島居辰次郎はクリスチャンではなく仏教徒であり戒名は大乗院安譽辰精和親居士と刻む。
*島居又五郎は4男1女を儲け、長男は島居庄蔵で銀行家。二男の島居松次郎は順天堂医院に勤めた医学博士。三男の島居金次郎は富士電機技師・常務取締役。四男の島居辰次郎は逓信省・海上保安官。長女の早苗(T7生)は大使館書記官の島重信に嫁いだ。