台湾台南出身。本名は鯉色、号を竹軒。 1916(T5)留学のために来日。'25中央大学卒業。学生の頃から中国文学、詩、書、画を好み、また同時に医術を学ぶ。 「台湾青年」、「台湾民法」に詩を発表。台湾民族の意識を表出した詩は台湾で人気を博した。長期東京に滞在し、華僑詩人として活躍した。 産婦人科医であり、『性生活の知恵』でベストセラーとなり話題となった謝国権(1925〜2003.11.12)は三男。なお、『性生活の知恵』が映画化された際の監督は、水野洽(9-2-40-1)がつとめた。
*洋型の墓石に「謝家之墓」。裏面が墓誌となっており、溪秋や国権の名が刻む。墓所内には墓誌碑が建ち、号の竹軒としての詩や簡略歴が刻む。
謝 国権、 水野 洽