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さとう せいそう

佐藤正叟

さとう せいそう

1877(明治10)〜 1968.6.17(昭和43)

大正・昭和期の出版人(至文堂)

埋葬場所: 6区 1種 12側

 広島県出身。東京物理学校(東京理科大学)卒業、慶大付属普通部など旧制中学数学教師を歴任。
 1915(T4)赤坂伝馬町に至文堂を創業。片山伸「ロシアの現実」はじめ人文系の書籍を出版したが、'24.4藤村作(20-1-16)東大教授の推輓により、国文学研究論文発表機関誌として月刊『国語と国文学』を創刊。 同誌は研究者の登龍門としての使命を担い、今日まで刊行が続けられている(平成八年十月号で通巻八七四号を数えている。 平成二十一年四月号で月一回発行ペースであれば通巻千二十四号となる)。'36(S11)『国文学解釈と鑑賞』を創刊。 「国語と国文学」の姉妹誌として、国文学啓蒙を目的として刊行が続けられている。 また、旧制中・女学校の国・英・数の教科書を多数出版し、学術図書出版社としての地盤をつくった。 戦後は自然科学分野にも進出した。引退後は、息子の佐藤泰三(同墓 1987.8.9歿)が至文堂の社長を引き継いだ。享年91歳。

<出版人物事典>


 


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