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なかむら うめのすけ

4代目 中村梅之助

なかむら うめのすけ

1930.2.18(昭和5)〜 2016.1.18(平成28)

昭和・平成期の歌舞伎役者、時代劇俳優
(遠山の金さん)

埋葬場所: 25区 1種 49側(三井家)

 東京出身。本名は三井鐵男。父は3代目 中村翫右衛門(同墓)、母は落語家の二代目談洲楼燕枝の娘の春子(同墓)、長男として生まれる。屋号は成駒屋。定紋は左巻三藤巴、替紋は裏梅。
 1939(S14)9歳の時に中村梅之助を名乗り、新橋演舞場で初舞台。子役から舞台だけでなく映画にも出演した。旧制松本市立中学校を中退後、父が創設した劇団前進座の研究生となり、立役を修業。20代の時に結核を患うが克服。
 芸風は父ゆずりで、黙阿弥物など世話物や新作を本領としており、飄逸(ひょういつ)で愛嬌のある芸を持ち味とした。当り役は「俊寛」「河内山」「魚屋宗五郎」「三人吉三」の和尚吉三、「四千両」の富蔵など歌舞伎の諸役のほか、「たいこどんどん」の桃八、「元禄御畳奉行の日記」の文左衛門、「続水滸伝」の解珍、「五重の塔」の源太、「赤ひげ」など、多数な演劇ジャンルに及ぶ。
 '70テレビの「遠山の金さん補物帳」(テレビ朝日:1970-1973年・全169話)の遠山金四郎役(初代)で茶の間の人気者になる。NHK大河ドラマ「天と地」(1969)北条氏康役、「花神」(1977)村田蔵六(大村益次郎)役(主役)、「峠の群像」(1982)近松門左衛門役、「元禄繚乱」(1999)石束源五兵衛役、「八重の桜」(2013)松平容敬役に出演。'71「大忠臣蔵」に本多和泉守役では父の中村翫右衛門と共演。遠山の金さんでも父は何回か出演し共演している。'77「達磨大助事件帳」で達磨大助役、'85「真田太平記」で徳川家康役などで好演した。「必殺仕事人」のシリーズではナレーションをつとめた。
 '82父没後は前進座を継いで幹事長。主な賞に、大阪市民文化祭芸術祭賞(1961)、京都市民映画祭テレビ部門主演男優賞(1970)、第14回 松尾芸能賞優秀賞(1993)を受賞。2015.5(H27)前進座国立劇場公演「人情噺文七元結」の家主甚八役で出演したのが最後の舞台となった。肺炎のため逝去。享年85歳。

<日本芸能人名事典>
<テレビ・タレント人名事典など>


*墓石は正面「三井家」。裏面が墓誌となっており中村翫右衛門は本名の三井金次郎と、中村梅之助は三井鐵男と本名で刻む。墓石左側の「前進座創立者 中村翫右衛門 1901-1082」と刻む墓誌碑が建つ。墓石右側には「安らかにおやすみ春子 翫右衛門 書」と刻む妻に捧げる墓誌碑が建つ。母は落語家の二代目談洲楼燕枝の娘の春子(同墓)で、1957.8.7に49歳の若さで没している。

*長男は2代目 中村梅雀(1955.12.12- 本名は三井進一)である。

なかむら かんえもん 春子


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