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ないとう ゆう

内藤 游

ないとう ゆう

1870(明治3.8.8)〜 1938.10.16(昭和13)

明治・大正・昭和期の工学者

埋葬場所: 22区 1種 41側 1番

 肥後国熊本出身。父の泰吉は横井小楠の門下の軍医。長男として生まれる。弟に仏文学者の内藤濯。甥にノンフィクション作家の内藤初穂。
 第一高等学校を経て、東京帝国大学工科大学に進み、応用化学を専攻。1898(M31)卒業し、東京瓦斯会社に入社。'14(T3)退社。私財を以って内藤燃料研究所を起こし所長。石炭試験装置に関する特許をとる。工学博士。'33(S8)『汽罐燃料焚焼法』を出版。享年68歳。

<墓所内碑より>


墓所 實斈報國

*墓石正面「内藤家墓」、裏面「昭和十四年三月」。墓所右側に門下生が一周忌に建立した「實斈報國」と題額された内藤游の碑が建つ。左側に墓誌があり、戒名は碩徳院游學義行居士。「工学博士」の刻みもある。前妻は41才で亡くなっており、眞光院芳屋恵聯大姉と戒名が刻む。後妻は栄(S61.12.23歿・97才)。

*弟の内藤濯(1883〜1977)はサン・テグジュペリ作の「星の王子さま」の翻訳者として著名。

*孫に牧師として活動した内藤協(同墓)がいる。


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