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もりやま まさあき

森山真明

もりやま まさあき

1926.9.21(大正15)〜 1981.10.5(昭和56)

昭和期の農業技師、肥料研究家、実業家

埋葬場所: 11区 2種 7側 1番

 東京市本郷区駒込神明町(東京都文京区本駒込)出身。父は固形肥料の開発・肥料産業の発展に尽力した森山静記(同墓)。
 1944(S19)暁星中学校卒業を経て、東京農業大学農学部農芸化学科に進み、肥料学を専攻。'51 卒業後は東京大学農学部肥料学研究室に研究生として入る。'53 父と同じ道を歩むことを決意し、日本肥糧株式会社に入社。'56までは大学での研究を継続し、植物栄養及び肥料学に関する基礎的研究に従事。
 以降は、日本肥糧株式会社において、固形肥料に関する研究を推進され、'61「有機性固形肥料の肥効及びその増進に関する研究」により、東京農業大学より農学博士。
 '63 財団法人肥料科学研究所理事になり、'70 理事長の父の森山静記の死去に伴い、肥料科学研究所の2代目理事長に就任した。肥料科学研究所は設立当初は、固形肥料による肥培とその効果の究明に主力が注がれていたが、森山真明の代では、腐植資源の調査とあわせて、これらの資源を利用する新肥料・土壌改良材の開発研究を精力的に進めた。これらの中には製品化され広く利用されたものもある。このように腐植資源の農業利用という実用研究に留まらず、農業生産における有機物や腐植の機能の解明、さらには土壌肥料学全般の発展に寄与した。有機物の機能に関する研究会を設け、この分野の研究の発展に尽力した。享年55歳。

<肥料科学第4号「森山真明氏を偲んで」>


*墓石は正面「森山家之墓」、裏面「昭和九年十一月 森山静記 建之」。右側に墓誌があり、森山静記には「従五位 勲四等」と刻み、戒名は徹心院釋大機静観居士。長男で肥料科学研究所を継ぎ2代目理事長を務めた森山真明の戒名は真徹心釋智明居士。


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