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みさか せい

三坂 制

みさか せい

1949.3.2(昭和24)〜 2013.6.11(平成25)

昭和・平成期の彫刻家

埋葬場所: 16区 1種 17側

 東京都出身。父は彫刻家の三坂耿一郎(同墓)。1972(S47)立教大学卒業。父と同じ彫刻の道を歩み、日展会員。
 '81 第13回日展で特選を受賞。さらに、'87 第19回日展でも二度目の特選を受賞した。父の三坂耿一郎も第1回(1958)で特選しているため親子二代の受賞となった。
 '89(H1)福島県大沼郡三島町内にある彫像を中心にまとめられた写真集『石の譜 三坂制の世界』が三島町教育委員会を出版社として刊行された。
 作品は野外彫刻が多く、練馬区光が丘の春の風公園に建つ『あそぶ』(1985設置)、練馬区東大泉の大泉井頭公園内に建つ『吹く』(1986.10.16設置)、練馬区石神井台の房山公園に建つ『やすらぎ』、川崎市新百合ヶ丘エルミロード入口前に建つ女性胸像『佇』、松戸市の常盤平団地E地区夢佇公園に建つ『夢佇(むちょ)』(1990設置)、川越駅西口広場の一角に据えられた石の彫刻『駘蕩(たいとう)』、兵庫県神戸市中央区磯部通の綜合警備保障神戸ビル前に建つ『天翔る』、群馬県館林にある「彫刻の小径」に『遊』(1995設置)が建つ。なお「彫刻の小径」には父の三坂耿一郎の作品『ユーロベ』(1993設置)も建つ。
 2000.1.28(H12)母校の立教大学創立125周年記念事業で『立教学院発祥の地』記念碑を制作し、東京都築地の聖路加国際病院の敷地内に建立された。2002.4.13 福島県郡山市の駅東口に舟木一夫の歌った「高校三年生」(作詩:丘灯至夫)の歌碑を制作し建立された。他に国立国際美術館所蔵の『明日』(1994)など作品は多数ある。
 デザイン学校でデッサン講師を務め後進の指導も行った。肝臓がんにより逝去。享年64歳。練馬聖ガブリエル教会での葬儀が行われた。聖霊名はヨシュア。


墓所 彫刻

*墓所は太陽をかたどったような敷石の上に、洋型に「神とともに 三坂」と刻む。墓石の後ろには彫刻が建ち、その後ろが墓誌となっている。妻は ゆう子。

*墓誌より祖母の三坂キヨ、祖父の三坂政吉、3歳で早死した三坂径一郎。父はジョージ 三坂耿一郎 政治、母はマルタ 三坂朝子(1910.9.2-1996.12.18)。次に続くのはサムエル 三坂岑世(1943.11.13-2003.10.30)は渋谷区立本町幼稚園園長で、小学生の体育で学習する運動内容のすべてを取り上げて解説した『新学習指導要領実践 小学校体育図解・実践2 用具を操作する運動遊び、水遊び、表現リズム遊び(1・2年)』(2000)を藤崎敬と共著した人物。次にヨシュア 三坂制。福田道夫(1925.10.3-2021.7.28)と刻む。


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