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まつうら かいち

松浦嘉一

まつうら かいち

1891.9.1(明治24)〜 1967.8.7(昭和42)

大正・昭和期の英文学者

埋葬場所: 24区 1種 12側

 愛知県名古屋市出身。夏目漱石門下。1917(T6)東京大学英文科卒業。英文学者にして、'20法政大学予科教授、'25東京高等学校教授、第一高等学校教授を経て、'49(S24)東京大学教養学部教授。'51よりお茶の水女子大学教授。'56停年退官。'57〜'62東京女子大学教授、'63鶴見女子大学教授を務めた。
 ジョン・ダンの研究家で、『ダン抒情詩選』、アリストテレス『詩学』などの訳書がある。同じ英文学者である市川三喜(3-1-25)と交流が深く共著や訳書で『万物の霊長』などを多くの著作を残している。 個人執筆としては『英国を視る』『英国を語る』『アメリカの理想の誕生』などがある。享年75歳。歿後翌年に、息子で鶴見曹達社長を務めていた松浦文一郎(2008.1.28歿 同墓)が父の嘉一の執筆をまとめ『サン・ジョン・ペルス「遠征」研究』を出版した。

<講談社日本人名大辞典>
<五輪塔様・森光俊様より情報提供>


墓所

*墓所には二基。正面洋型「松浦家之墓」裏面が墓誌となっており、「昭和四十二年八月七日歿 行年七十六才」と刻む。妻の良子(1964.9.12歿)は女性教育者の巖本善治の娘。息子の文一郎(2008.1.28歿)は鶴見曹達社長を務めた実業家。墓所右手側に和型墓石が建ち、松浦嘉一の祖父母の松浦範・観の戒名など複数の人物の刻みが見れる。

*巖本善治の墓所は染井霊園。


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