松縄　朗

　東京都出身。祖父はメートル法の普及に尽力した機械工学者の松縄信太（同墓）。叔父に芝浦工業大学創立80周年記念の奨学金制度に名前が残る松縄孝（同墓）。
　1962大阪大学工学部溶接工学科卒業。'64同大学院工学研究科修士課修了、'68同大学工学研究科博士課程中退、工学博士。 同大学工学部助手、同大学溶接工学研究所助手、助教授を経て、'86同大学溶接工学研究所（接合科学研究所）教授。'81〜'82オハイオ州立大学客員教授。 大電流アーク放電物理学、溶接熱・物質輸送学、レーザー加工学の研究に従事。レーザ溶接分野の発展に貢献した。
　'92(H4)アメリカレーザー協会フェロー、'93溶接学会業績賞、'98アメリカ溶接学会フェロー、同年軽金属溶接構造協会論文賞を受賞。 溶接学会、日本金属学会、高温学会、軽金属溶接構造協会、日本溶接協会、アメリカレーザー協会、アメリカ溶接学会、ASM Intemational各会員。 大阪大学名誉教授。胃がんのため逝去。享年67歳。23日に甲東教会で葬儀が営まわれた。
　妻の松縄順子は日本女性初の会議同時通訳者『オリジナルエイト』の一人で、神戸女学院大学文学部英文学科教授。

＜レーザー研究著者紹介＞
＜訃報記事など＞

　

松縄信太