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くすやま はるき

楠山春樹

くすやま はるき

1922.1.7(大正11)〜 2011.10.30(平成23)

昭和・平成期の中国古典学者

埋葬場所: 3区 1種 32側 17番

 東京出身。父は児童文学者の楠山正雄(同墓)の長男。1943(S18)早稲田大学文学部東洋哲学科卒業。中国思想史専攻。大学院では福井康順に師事。
 講師、助教授を経て、'62教授。'77『老子伝説の研究』で文学博士。主に道教と老子の研究で知られ、教え子に儒教研究者の土田健次郎がいる。'89〜'91(H1-3)日本中国学会理事長を務めた。'92停年退官し名誉教授。
 一般向けの紹介書も多く手掛け主な著書に、『老子 柔よく剛を制す』(1984)、『淮南子』(1984)、『道家思想と道教』(1992)、『老子の人と思想』(2002)、『老子入門』(2002)、『「老子」を読む 現代に活かす「無為自然」の哲学』(2002)、『老子のことば』(2003)などがある。また訳書に『准南子〈上・中・下)(新釈漢文大系〉』『呂氏春秋(上・中・下)〈新編漢文選〉』などがある。老衰のため自宅で逝去。享年89歳。

<現代日本人名録>
<著者略歴など>


*墓石正面は「楠山家之墓」。右側に墓誌があり、旧ソ連邦抑留中に亡くなった楠山芳男を筆頭に、父の楠山正雄が続く。戒名は教光院智岳正雄居士。長男は中国古典学者の楠山春樹で戒名は浄光院修覺春道居士。なお弟の楠山三香男(1926生・3男)は産経新聞記者やフジテレビの派遣時に『ひらけ! ポンキッキ』などの企画を担当した。教育書籍を多く刊行している。


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