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かわせ じゅんすけ

川瀬順輔(初代)

かわせ じゅんすけ

1870(明治3.10.10)〜 1959.3.27(昭和34)

明治・大正・昭和期の尺八奏者

埋葬場所: 7区 1種 5側

 山形県出身。羽前水野藩の士族の川瀬堅造(同墓)の長男。17歳の時、虚無僧の門付けに感激して入門。
 21歳の時に上京して2代 荒木古童(竹翁)に習い、一度帰郷するが尺八家として生きていくべく、1893(M26)再び上京し、東京音楽学校教授であった上原六四郎にも師事した。1902(M35)東京に道場をひらく。'04九州系地唄箏曲家の中山里子(同墓)と結婚。
 琴古(きんこ)流竹友社をおこし、'13(T2)師の上原、2代目 荒木古童と楽譜を刊行。のち独自でも楽譜を刊行し普及につとめた。この楽譜は上原から学んだ点符式楽譜を基とする新たな楽譜であり、これが現在の竹友社の楽譜に繋がっている。享年88歳。後に女婿の悌二が2代目順輔を継ぎ、その3男の忠輔が3代目順輔を継ぎ、宗家竹友社を率いた。

<講談社日本人名大辞典>
<琴古流尺八宗家竹友社について>


墓所

*墓石は和型「川瀬家之墓」。右側に墓誌がある。戒名は順心院音譽本有竹友居士。享年は90歳と刻む。


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