金田平一郎
かねだ へいいちろう
昭和期の法制史学者
茨城県行方郡玉造町出身。東京私立京北中学校を経て第二高等学校進学。1924(T13)東京帝国大学法学部法律学科卒業。 大学院を経て、'29(S4)九州帝国大学法文学部講師に就任。「犯科帳」に着目し、日本学術振興会の援助を受け研究、同大のため副本の作成に取り組む。 '40年同大学法学部教授。'49同大学図書館長を兼任した。専門は日本法制史（近世債権法等）。法学博士。九州大学医学部付属病院にて逝去。享年49歳。
＜ご遺族の金田久仁彦様より情報提供＞
＊金田にとって歴史学者の栗田寛(1835-1899)は郷党の大先輩であり、また数々の学思を拝する先師であると述べている。 なお、栗田寛の孫の栗田健男(21-2-57-26)はレイテ沖海戦で「謎の反転」を指示した海軍中将の軍人である。