深澤エリサ

　東京出身。本名は深澤絵里砂アン。祖父は文化教育やスポーツ等の公共空間のイスを中心とした施設家具「コトブキ」（寿商店）創業者の深澤幸也（同墓）。父はコトブキホールディングス株式会社会長、コトブキシーティング株式会社代表取締役社長の深澤重幸(1941生)。母は翻訳家の深澤マーガレット・ベントン（同墓）。ピアニストの深澤亮子は伯母。
　桐朋女子中学校・高等学校卒業。雑誌「CREA」 、「anan」、「spring」、「HF」（ハイファッション）などのファッションモデルとして誌面などを飾り、カリスマモデルとして注目された。 ファッション雑誌「JILLE」にコラムを連載し、読者と直接電話で話す企画なども人気を博した。所属事務所は「AMAZOME」（アマゾーヌ）。
　1998(H10)からバイヤーをはじめ、ニューヨークと東京を往復する。
　2004.1.27滞在中のニューヨークにて持病の膠原病による急性心不全のため逝去。享年32歳。 2月1日東京都港区芝にある日本聖公会 東京教区 聖アンデレ教会にて葬送式が営まわれた。また、没後、ファッション雑誌「装苑」で特集記事が掲載された。

＊墓所右側にある洋型の「深澤家」墓石の左手に「深澤エリサ此処に眠る」と書かれた墓標が建つ。 「深澤家」墓石の裏面が墓誌になっており「深澤絵里砂アン」とともに英字表記（Elisa Anne Fukasawa）、没年月日が刻む。

＊墓所入口右手に竹堂書の「深澤幸也家之霊域」とある石柱が建つ。墓所正面に右手に五輪塔、左手に佛塔が建つ。 佛塔の前面には深澤幸也の戒名「深穏院殿幸徳良仁清居士」と妻の輝の戒名が刻む。 佛塔の右面に深澤幸也と妻の輝の没年月日と行年が刻み、左面には建之者として深澤朝幸の名が刻む。 墓所左側には深澤幸也の七回忌に建立された深澤幸也の生い立ち・功績が刻む「墓誌銘」が建ち、右側には洋型で前面に「福澤家」と刻む墓石が建つ。 裏面は墓誌となっており、深澤エリサの他に、深澤幸也の長男でコトブキ会長を務めた深澤朝幸、母で翻訳家の福澤マーガレット・ベントンの名が刻む。



＊「深澤家」の墓石の左側には「深澤エリサ」の墓標が建っていたが、2015(H27)新たにマーガレット・ベントンと娘のエリサの碑が建ち、二人のことが英語で刻まれている。 右面「平成二十七年五月吉日 福澤重幸建之」。

【マーガレット・ベントンとエリサの碑文】※碑文は英語で刻む。
Margaret Benton Fukusawa　1944.7.7-2002.1.13
Beloved daughter,wife,mother and sister.
The eldest daughter to Margaret and Fred Benton,Margaret majored in English
Literature at Vassar College and finished her Ph D at Columbia University.
Margaret married Shigeyuki in 1970.
and raised Elisa Anne , Kota Maxwell , and Keiko Margaret.
Despite being diagnosed with brain cancerin 1983.
she survived almost two decades through the will to see her children grow.
she is sorely missed.

Elsa Anne Fukasawa　1972.7.28-2004.1.27
Being caring daughter and sister
Oldest daughter of Margaret and Shigeyuki
Fukasawa Elisa build a successfu career in fashion
She had a distinctstyle and a personality that was charismatic and
emoathetic.
Elsa tought for her mother's heatht to the end now withey are book sogether in heaven.

【日本語訳】
マーガレット・ベントン・フカサワ　1944.7.7-2002.1.13
愛する娘、妻、母、姉。
フレッド・ベントンの長女であるマーガレットは、ヴァッサー大学で英文学を専攻し、コロンビア大学で博士号を取得しました。
マーガレットは1970年に重幸と結婚しました。
エリサ・アン、コウタ・マックスウェル、ケイコ・マーガレットを育てた。
1983年に脳腫瘍と診断されたにもかかわらず 彼女は子供たちの成長を見守りたいという意志によって、ほぼ20年間生き延びました。
彼女の死を惜しむ

エリサ・アン・フカサワ　1972.7.28-2004.1.27
思いやりのある娘であり姉
マーガレットと重幸の長女
深澤エリサはファッション界で成功したキャリアを築く
独特のスタイルと、カリスマ性と感情豊かな性格でした
エリサは母親の健康を最後まで見守り、今では天国で一緒に本を読んでいるでしょう

第４９１回　３２才の若さで亡くなった カリスマモデル
深澤エリサ お墓ツアー

深澤幸也