メイン » » » 藤田虎力
ふじた こりき

藤田虎力

ふじた こりき

?〜 1923.3.27(大正12)

明治・大正期の鉄道官僚

埋葬場所: 1区 1種 4側

 1890(M23)東京帝国大学法学部卒業。文官試験に合格し、同年文部省に入省、参事官室に配属された。
 1896逓信省に所属していた鉄道局の鉄道事務官(経理課)に転属した。この時の鉄道局長官は松本荘一郎(3-1-17-4)。同期に井出繁三郎や関一がいた。 この時、同期三人が松本長官に挨拶に行ったところ、「何だい、法学士など鉄道に何しに来たんだい」と言われたという。 長官自身が三人を鉄道に呼んでおきながら「何しに来たんだい」という挨拶に井出が立腹し、「これまでは鉄道も建設時代だったから技術出でなければならなかったろうが、今後の営業時代には法科出でなければ駄目だ、技術出に営業のことが分るもんか」と言い返し、藤田らが慌てて仲裁したというエピソードがある。
 その後、様々な鉄道関係の要職を経て、九州鉄道管理局長、山東鉄道管理部長、満鉄理事などを歴任し、鉄道員理事、初代鉄道員監督局長を務めた。'14(T3)退官。従3位勲2等。

<井出繁三郎回想録など>


 


関連リンク:



| メイン | 著名人リスト・は | 区別リスト |
このページに掲載されている文章および画像、その他全ての無許可転載を禁止します。