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ほり たえこ

堀 多恵子

ほり たえこ

1913.7.30(大正2)〜 2010.4.16(平成22)

昭和・平成期の随筆家

埋葬場所: 12区 1種 3側 29番

 静岡県出身。旧姓は加藤。本名は多恵。1937(S12)作家の堀辰雄(同墓)と知り合い、翌年、室生犀星夫妻の媒酌で結婚。 肺結核と闘病する辰雄に尽くし、戦争末期から症状が悪化したことから、'44以降、本格的に長野県軽井沢町(信濃追分)に定住。 戦後はほとんど作品も発表ができない状況の中、懸命に療養中の辰雄を支え続けたが、'53.5.28辰雄の死を看取る。
 辰雄の没後、自宅や蔵書などを軽井沢町に寄贈、堀辰雄文学記念館の開設に尽力し、創立に伴い名誉館長を務めた。 堀辰雄に関する随筆を多く書き、主な著書に『堀辰雄の周辺』、『妻への手紙』、『山ぼうしの咲く庭で』、『野ばらの匂う散歩みつ』などがある。 山室静佐久文化賞の特別賞を受賞。肺炎のため軽井沢の自宅にて逝去。享年96歳。4月20日に軽井沢追分教会で葬儀・告別式が営まわれた。 親族代表は養女の夫の菊地俊二氏がつとめた。

<訃報記事など>
<森光俊様より情報提供>


墓所2

*堀辰雄の墓石の横に堀多恵子の墓石が建立され、正面「堀多恵 1913-2010」と刻む。


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