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ひらた さきお

平田穂生

ひらた さきお

1927(昭和2)〜 2004.1.14(平成16)

昭和・平成期のシナリオライター

埋葬場所: 18区 1種 24側

 民間療法で著名な平田内蔵吉(同墓)の次男。18歳の時に父を亡くし、戦後の混乱期で苦労をした。 そのため、子供には将来食うに困らないようにと、稲のラテン語の「オリザ」から名前をつけた。 その息子の平田オリザに4歳の時から物書きの英才教育をし、オリザが16歳から17歳にかけて自転車で世界一周旅行をした際には、行く先々の日本大使館に日本食とともに100冊の文庫本を送ったエピソードがある。 平田オリザは現在、劇作家・演出家として活躍しており、『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞受賞、劇団「青年団」主宰、桜美林大学助教授などを務めている。
 穂生はシナリオライターの他に、脚本家活動や、「時をかける少女」の『愛のためいき』でも有名な作詞活動など幅広く活動した。 またアゴラ劇場の創始者であり初代オーナーとなる。四行詩「カトラン」の研究活動も行なった。
 慶子夫人と共に、南極にて1998(H10)1月に二人だけの「生前葬」を行なった。 2004.1.14かねてより病気療養中であったが、享年74歳で没す。2日後に代々幡斎場にて親族のみの密葬を営んだ。 生前、散骨を望んでおり、息子のオリザが5月にフランスのセーヌ河に骨を撒いた。

<ご遺族のみずほ様より情報提供>


*平田オリザの妻のひらたよーこは、オリザが主宰する「青年団」で活躍する歌手・舞台女優である。ひらたよーこの父は作曲家の筒井広志である。

墓所

*平田家墓所の右側に『刃に 蝶がとまる 日のひかり』と刻む平田内蔵吉の自筆による句碑が建つ。平田内蔵吉の遺言により、穂生と慶子が建之した。


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