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ひだか ただいち

日高只一

ひだか ただいち

1879.3.23(明治12)〜 1955.1.12(昭和30)

大正・昭和期の英文学者

埋葬場所: 24区 1種 7側

 広島県出身。号は未徹。旧字は日髙。早稲田大学文学部英文科卒業。坪内逍遥に師事。早稲田大学同期に英文学者の横山有策、フランス文学者の吉江喬松がいる。
 卒業後、1908(M41)同校講師。'21(T10)イギリス、アメリカ留学。 '23帰国後、早稲田大学文学部教授。'44 日本英文学会会長。早い時期よりアメリカ文学を研究した。'49 停年退官、名誉教授。同年、(財)日本英文学会設立メンバーとして参画し監事となる。理事には市河三喜(3-1-25)らが就任した。また大正大学教授、武蔵野女子学院短期大学教授を務めた。
 主な著作に『アメリカ文学概論』『英米文芸印象記』『英文解釈法』『文学の背景』『スコット評伝』『人間解放と文学』、訳書にイー・エル・ケンプ『欧米教育史』、スコットの『アイヴァンホー』、師匠の坪内逍遥訳のシェークスピアの著作の注釈本など多数ある。享年75歳。

<講談社日本人名大辞典>
<20世紀日本人名事典>


*墓石は和型「日高家之墓」、裏面「昭和五十年三月 建之」。右側に墓誌が建ち、早死した長男から刻みが始まり、次に日高只一が刻む。戒名は一念院釋篤英居士。妻はアムレノ(S50.12.16歿・102歳)。


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