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ひだか じつよう

日高實容

ひだか じつよう

1863(文久3.8.26)〜 1947.3.2(昭和22)

明治・大正期の裁判官、検事

埋葬場所: 3区 1種 32側

 鹿児島県出身。日高伊右衛門の長男として生まれる。1899.12(M32)家督を相続す。
 法学を修め、1886.12(M19)判事試験に合格し、司法官となる。翌年、始審裁判所判事に任じられる。鹿児島地方裁判所判事、長崎控訴院判事、熊本地方裁判所部長を経て、1908.4 検事に任官し、宮崎地方裁判所検事正に補せられた。'11 鹿児島地方裁判所検事正、累進して大分地方裁判所検事正となった。従3位 勲2等。享年83歳。

<人事興信録>


*墓石は和型「日髙氏墓」。左右に墓誌が建ち、左の墓誌に實容が刻み「故 検事 従三位 勲二等」とある。妻はカズ子(M12.11-S13.6.3)。カズ子は熊本県出身で実業家の吉永爲之の長女。二人の間には子が恵まれなかったため、日高信(M41.3-T13.10.27)を養子としたが早死した。そのため、長女の泰子(M21.12-S24.4.24)と結婚した同じ裁判官の中根要次郞を婿養子として迎えた。なお同墓には要次郞の3男の悌(T5.9-S55.3.17)、4男の忠(T8.12-S40.5.27)らも刻む。右の墓誌には要次郞の長男は日髙孝(T3.2-H4.5.27)らが刻む。


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