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おおさこ もとお

大迫元雄

おおさこ もとお

1885(明治18)〜 1935.2.1(昭和10)

大正・昭和期の農林技師

埋葬場所: 11区 1種 10側

 東京出身。父は陸軍大将・子爵の大迫尚敏。父が近衛歩兵第1連隊長(中佐)の時に5男として生まれる。叔父は陸軍大将・大迫尚道(4-1-31-6)。
 東京帝国大学農学科卒業。林業試験場技師・農林技師・山林技師として、数多くの研究論文を発表した。「原野潅漑試験」「かはらけつめい(山扁豆)ノ飼料及肥料的価値」「草地ト裸地トニ於ケル土壌水分ノ比較試験」「秣及肥料用草類生産ニ関スル施業方法試験」「原野火入ニ関スル試験」「原野草類ニ対スル肥料三要素試験」「はぎニ対スル肥料三要素試験」「禾本科牧草に対する肥料三要素試験の研究」など。本邦原野に関する研究の第一人者として、牛馬放牧の林野に与える影響の研究や原野の植生遷移系列の研究など様々な成果を発表した。
 1930(S5)分家して子爵家から離れ、これからという時に逝去。享年50歳。従5位 勲6等。没後、'52(S27)『本邦原野に關する研究』が刊行された。

<森林総合研究所の研究報告資料など>


*墓石は和型「大迫家之墓」。裏面に元雄と敏子の没年月日と享年が刻む。左側にも墓誌がある。妻の敏子(1896-1950.2.18 同墓)は男爵の今枝直規の長女。


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