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おかだ さかえ

岡田 栄

おかだ さかえ

1873.1.10(明治6)〜 1940.7.19(昭和15)

明治・大正・昭和期の弁護士、代議士(政治家)

埋葬場所: 6区 1種 16側 15番

 高知県高岡郡松葉川村秋丸(四万十町)出身。生家は仁井田郷の大庄屋を務めた家系。父は北海道開拓を志した岡田善吉郎、常子(共に同墓)の長男。高知県の郡会議員の正岡五栄は実弟。父が北海道開拓を志した際に、栄も屯田兵となり北海道の警備と開拓にあたった。その後、1894(M27)日清戦争に従軍。
 日清戦争後、上京して東京法学院(中央大学)に入学、法律学を専攻し卒業。1900 弁護士試験に合格、判事検事登用試験に受かり、神戸地方裁判所判事となる。札幌・八王子・大阪・岡山の地方裁判所判事を歴任し、関東総督審理官、関東都督府法院判官を経て、'10朝鮮総督府で検事や顧問弁護士となった。官を辞して弁護士を開業。
 '12.5.15 第11回衆議院議員総選挙に立憲政友会から高知県郡部から立候補し、初当選。第2次西園寺公望(8-1-1-16)内閣のもと、立憲政友会が209議席獲得の圧勝だった。'15.3.25(T4) 第12回衆議院議員総選挙、'17.4.20 第13回衆議院議員総選挙は連続落選したが、'18.2.12 高知県郡部5で争った立憲同志会の石本鏆太郎が当選無効となったため、補欠選挙が行われ復活当選をした。
 大正時代に発電事業に力を尽くし、出生地の高知県上秋丸の無電灯地区を現地踏査した。郷里の住民は感謝し、地区の産士神の河内五所神社とは別に「岡田神社」をつくり祀った。政治家引退後は弁護士としても活躍した。享年67歳。

<高知県人名事典>
<近代土佐人など>


側面

*墓石は和型「岡田家之墓」。右面は「昭和五年二月 岡田栄 建之」、左面と裏面が墓誌となっている。墓誌は父の岡田善吉郎から刻む。栄は「岡田 榮」と刻む。没年月日と享年六十八歳と刻む。妻は友(S32.10.7)。


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