尾形藤吉

　北海道出身。北海道新冠御料牧場から上京して見習騎手となり、1911(M44)目黒競馬場で初騎乗初勝利。 1936(S11)引退したあとは調教師としてクリフジ、ハクチカラなどダービー馬を育てた。 1951(S26)日本調教師会会長。1955〜1960、62、64〜66、68、69リーディングトレーナー（年間最多勝調教師）。 ＪＲＡで年間70勝以上させた調教師は過去に5名しかいなく、1969年尾形藤吉以降現れていない。 そんな大記録を13回達成している。Ｓ30年103勝|Ｓ31年102勝|Ｓ32年94勝|Ｓ33年91勝|Ｓ34年121勝|Ｓ35年93勝|Ｓ36年73勝|Ｓ37年81勝|Ｓ39年91勝|Ｓ40年70勝|Ｓ41年92勝|Ｓ43年75勝|S44年78勝。重賞年間勝利12勝。通算1670勝は中央競馬調教師最多勝記録。 愛馬会。著作に「競馬ひとすじ」。享年89歳。
　息子の尾形盛次（同墓）1919〜1999も中央競馬調教師として活躍した。 1975厩舎を開業し96に引退するまで通算3243戦330勝。重賞は82年天皇賞・秋（メジロティターン）など13勝。 盛次の長男は尾形充弘氏で日本調教師会副会長を務めた。

＜日本人名大辞典＞
＜中央競馬関連の記事等＞
＜五輪塔様より情報提供＞

　

尾形盛次