尾形盛次

　東京出身。中央競馬騎手、調教師として名を馳せた尾形藤吉（同墓）の長男。 父の厩舎で調教助手を務めた後、1973(S48)調教師免許を取得した。'75(S50)3.1厩舎を開業。'96(H8)に引退するまでＪＲＡ通算3243戦330勝。 メジロティターン、コーセイ､ダイワテスコなどを手がけ、重賞は'82天皇賞・秋（メジロティターン）など13勝。 父の尾形藤吉から続く調教師一家は日本における近代競馬の調教師として草分け的な存在で、「大尾形」と称され門下生の弟子が多く輩出。 1954中央競馬発足以降、父の尾形藤吉、尾形盛次、息子の尾形充弘三代で築き上げた戦績は、通算9390戦1670勝。 茨城県阿見町の東京医科大学霞ヶ浦病院で病気のため逝去。享年79歳。
　盛次の長男の尾形充弘も中央競馬調教師として活躍し、ワイスワンダーなどを手がける。また日本調教師会副会長を務めた。

＜中央競馬調教師名鑑＞
＜森光俊様より情報提供＞

【(父) メジロティターン】
牡　芦毛　美浦・尾形盛次厩舎 オーナー・メジロ商事(株)　生産・伊達 メジロ牧場

1978年3月22日生　父メジロアサマ　母シェリル
　甥・メジロライアン　姪メジロフルマー、メジロアニタ

1981年 出走11回 1着5回 2着2回 3着1回 HTB賞、セントライト記念1着など。
1982年 出走8回 1着2回 日経賞、天皇賞(秋)1着。宝塚記念9着、有馬記念8着など。
1983年 出走8回 1着0回 2着1回 3着1回 ジャパンカップ12着、有馬記念6着(引退レース)。
通算成績 ： 27戦7勝　1着7回．2着3回．3着2回．他15回
主に騎乗は伊藤正徳騎手(17回)。他に大崎昭一(4回)、増沢末夫(1回)、臼井武(5回)。
1984年　現役引退、種牡馬となる。

主な産駒
メジロマックイーン（母メジロオーロラ　1990菊花賞、1991天皇賞(春)、1992天皇賞(春)、1993宝塚記念）。 メジロマーシャス (函館記念)、パリスナポレオン (マーキュリーＣ)、エステイオー (佐賀・栄城賞）、 トチノティターン (宇都宮・かもしか賞）、アトミックサンダー (東京ダービー、戸塚記念）、 ホウヨウガヴァナー (足利・稲穂賞）、ツルギデンカ (金沢・サラブレッド大賞典）。

尾形藤吉