歴史が眠る多磨霊園 |
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東 季彦 | |
あずま すえひこ | |
1886(明治19)〜 1979年(昭和54) | |
昭和期の新聞経営、法学者 | |
埋葬場所: 10区 1種 1側 16番 | |
奈良県出身で同郷の親戚東武(同墓)の養子。 東京帝国大学法学部を終えてヨーロッパに留学し九州帝国大学、日本大学の教授になり1938(S13)北海タイムスに入社、監査役、常務を経て'42太平洋戦争中の新聞統合で創立された北海道新聞の初代社長に選任された。 東は庶民的な人柄で新聞界に顔が広かったが、複雑な社内人脈のからみと戦時下で経営手腕を発揮する余裕もなく、終戦直後の役員総退陣で社を退いた。このあと日本新聞聯盟事務局長を務めたが、戦時統制解体で古巣の日大法学部に復帰した。 東の名が社会的に広く知られたのは法学者としてであり、学園改革闘争でもっとも激しい紛争をひき起こした日大全共闘を相手に、一歩も退かなかった強硬派理事でもあった。日大では'62年学長になり、その後は顧問。商法の権威といわれた。 <北海道歴史人名辞典10頁> *墓所内には墓誌があり、名を確認することができる。東武の名前も刻む。 | |
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