甘粕二郎

　東京出身。米沢藩士で宇治山田警察署長を務めた甘粕春吉（同墓）（1921.10.3歿）の次男。 兄の甘粕正彦（同墓）は、甘粕事件を引き起こした首謀者であり、満州国建設に関与した人物。従兄弟にマルクス主義哲学者の見田（甘粕）石介、陸軍中将の甘粕重太郎らがいる。
　1919(T8)東京帝国大学英文科卒業。三菱商事、三菱銀行を経て、'27(S2)3月の三菱信託銀行創立に参加した。 以後、銀行家として活躍。'52藍綬褒章。'66勲3等旭日中綬章。'75勲2等瑞宝章。享年91歳。戒名は英明院殿寛誉二翁大居士。
　正彦没後、甘粕家の当主となり、正彦の長男の甘粕正（2002.1.15歿）を引き取り面倒を見た。 また、正彦の娘は養女として迎え入れた。

＜ジャパンWHO was WHO 83/87＞
＜回想甘粕二郎　甘粕家家系図より＞

＊墓石は洋型で「甘粕」。左側に墓誌がある。戒名は英明院殿寛誉二翁大居士。妻はマス（1984.1.17没）。長男の甘粕慎一、長女の雅子も眠る。

甘粕正彦