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根津嘉一郎 万霊供養大石灯篭

根津嘉一郎 万霊供養大石灯篭

碑石所在地: 15-1-2と16-1-2の間の円路中央
       (名誉霊域の三本道の先端)
建立年月日: 昭和 16年 4月 2日
墓所所在地: 15区 1種 2側 10番

 灯篭の正面「萬霊供養」と刻み、その左横に「増上寺徹水拝書」と刻む。正面から左側に「寄進人 故 根津嘉一郎 相続人 根津藤太郎」と刻む。裏側に「昭和十五年 六月建之」、「根津家工事監督 松崎金太郎」と刻む。
 高さは40尺。1尺が約30センチと考えるならば、約12メートルの高さがある。初代 根津嘉一郎が生前、多磨霊園にこの大灯篭を寄贈する旨を伝えていたが、完成前に没したため、初代の長男で二代目嘉一郎を名乗る根津藤太郎が相続人として設置完成させた。
 当初設置された場所は正門と芝生墓地の間の2区芝生よりに建立された。管理事務所で昔拝読させていただいた碑石形像資料によると設置日は昭和16年4月2日と記していたが、灯篭の刻みは6月になっている。
 2002年(平成14年)12月、現在の15区の場所に移築される。当初建っていた場所に新納骨堂を建設するために移築することになり、根津家墓所の目の前の現在の場所にされた。なお、移築の際は、大灯篭をそのまま動かしたのではなく、6分割にパーツを分け、現在の場所に運び組み立てた。
 補足情報として、灯篭の書をした増上寺の徹水は、増上寺81代法主の大島徹水である。また灯篭設置にの際の工事監督をつとめた松崎金太郎は、根津家の庭園を手掛けていた造園家である。


*写真は以前、正面門と芝生墓地の間の2区芝生隣りに建っていた時のもの。

詳しくは根津嘉一郎の貢へ


根津嘉一郎万霊供養大石灯篭 根津嘉一郎万霊供養大石灯篭

*写真(上の2つ)は現在の場所、名誉霊域の三本道の先端、15区と16区の間に建っているもの。


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