パソコンソフトの様々(その3) 素人の画像処理
「縮小専用」で任意のサイズの写真を作った。しかし、明るさを修正したり、不要の部分を切り取ったり、少し回転させたりと、素人なりに見栄えの良いものにしたくなります。
小生の場合、Photoshopなども持っていますが、扱いが面倒、できるだけ簡単に出来るものと言うことで、次の二つのソフトを使っています。
1. Microsoft Photo Editor
これは、Office XPなどについているなかなか便利なソフトです。(簡単と言う意味で)
これがインストールされていると、フォルダーの「.jpeg」をダブルクリックするだけで、起動して画像を見て作業をすることが出来ます。また、スキャナーと連動し、スキャンした画像を直接見ることが出来ます。貼り付けると言う操作が省略できるのです。
そして、画像の修正、トリミング、回転など素人に必要な大抵の作業が可能です。ホームページに貼り付けたりする一枚の画像なら、このソフトだけで十分でしょう。
(注)
Office2003からは、Office Picture Mnagerとなり、さらに機能は高度化していてMicrosoft Photo Editorと同じ機能のほか、画像の縮小など、「縮小専用」と同じような機能も持っています。
Office Picture Manager
なぜ、これを使わないか??―――バカの一つ覚えと言うことです。
2. JTrim
上記と全く同じことが出来、更に画像の連結、合成なども出来るのがこのソフトです。かなり高度な機能を持っているフリーソフトですから、これを使いこなす所まで行くのは大変ですが、基本的な幾つかの操作が出来れば、素人には十分でしょう。
小生の場合、複数の画像を扱う時に、これを使っています。
JTrim URL:http://www.woodybells.com/jtrim.html (Woodybells)
このソフトには、色々な使用法や、結果についてのHPなどがあり、詳しくしたい時は、それらを参考にすると良いとおもいます。小生は、基本的には次のような使い方をしています。
(1)画像の連結
HPなどで、二つの画像を連結して扱いやすくする。次のような画像を作ると余計な説明が要らない。
JTrimでの画像の連結(画像Aを貼り付け連結を開く)
写真の中から左側の画像をトリミングして切り出し右の画像も同様にトリミングして切り出す。仮にこれらを、A.jpeg B.jpeg とします。
「縮小専用」で二つの画像の高さを合わせておきます。(横に連結する為)
Jtrimを開き、画像Aをクリック&ペーストで貼り付ける。
編集をクリックし、メニューを出し、連結をクリックすると下記のメニューが出る。
JTrimでの画像連結(上覧に画像Bを貼り付ける)
「連結する画像ファイル」の欄に、画像Bをクリック&ドロップで貼り付ける。
これで合成された画像が出来ます。
連結結果
(2)画像の合成
上記の図で、襟裳岬の部分を写真と重ねる方法です。
画像Bの大きさを合成語の大きさを考えて縮小し、上記の方法で連結します。
次にマウスの矢印の先端で切り取り部分を決めます。
画像Bの必要な部分を、マウスの矢印で切り出す
これを画像Aの上の適当な所に移動します。
切り出した部分を、移動し、位置を効けたら確定する
画像Aの上に移動すると「位置確定」の窓が出てくるので、「位置確定」をクリックすると貼り付けられます。後は、外に残った不要な部分を切り取ってしまえば画像の完成です。
この方法で、人物の一部を入れ替えて別の人物に見せかけたり、色々な方法が出来ます。細かくやるには、Photoshopなどでやる必要がありますが、お遊びで適当にやるなら、「ペイント」を使って画像を適当に修正したものでもいいでしょう。
下図は中国の首脳の交代時の写真ですが、小生の昔の写真と合成して見たものです。
(このHPの「折ふしの記」の中国の魔よけの記事に使ったもの)
にこやかに握手 小生も握手
この図は、わざと合成したことがすぐに分かるようになっていますが、綿密の合成すると殆ど分からなくなり、悪事に使うことも可能でしょう。
また、集合写真などを撮る時、周りに誰か他の人がいない場合でも全員の写真を作ることが可能です。「縮小専用」「Microsoft Photo Editor」または「Office Picture Manager」と
「Jtrim」を使うとホームページなどの大抵の画像処理は可能となります。
もう一つ、必要な技は複数の画像からパノラマ画像を作ることですが、これは、デジカメを買うとついてくる画像処理のソフト(自分はキャノンのZoom Browser EX)を使えばよいでしょう。
勿論、カメラ付属のソフトで、上記に述べた方法の殆どをやることは可能です。
次回は、「ペイント」について書いてみます。