東北の道                       

 東北は征服された土地です。縄文以来の土着の文化があったのですが、南からの勢力が次第に拡大して鎌倉時代までにほぼ大和の勢力圏に入りました。

中部から南の地方では、神と言えば、それを信仰する氏族がいる土着の神が多いのですが東北には、蒼前さまと言う馬の神、おしら様などで、その他は坂上田村麻呂など南の征服者や修験道の神仏などです。
地元で信仰されていた神は、被征服者としてになったのです。

 南から北への征服の道は、地図上の都市や街道で良く分かります。

関東まで来た太平洋側の勢力は、勿来、白河、鼠の関を結ぶライン、そして、仙台と酒田を結ぶラインに進んだのが8世紀頃、アテルイの抵抗などを排除して水上、秋田まで進み、鎌倉時代には八戸、青森で本州北端に到達し、北海道にわたって行きました。

 これらの土地を結ぶ道は大きく分けて3本です。日本海の海の道、中央山地内の道、北上川に沿って北上する奥州街道です。太平洋側はリアス式海岸の岸壁で陸路も海路もありませんでした。流れが激しい、黒潮、親潮に逆らって進める様になったのは明治以降でしょう。

           

 

また、県庁所在地はその地方の政治の中心として決められたはずですが、会津、酒田など戊辰戦争で敵方になった都市は、除外されてしまったのです。

 ここをドライブするとなると簡単ではありません。。遺跡、名所、旧跡、温泉などが点在し、距離もあります。
何回かにわたって旅行した結果を纏めてみようと思います。