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研究紀要47号

女子総合学園におけるジェンダー及びセクシュアリティの課題

生活・宗教・進路・行事指導における新たな視点

資料
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資料

資料@
2000年 11月28日 Mainichi INTERACTIV 毎日中学生新聞 毎中クラブより

http://www.mainichi.co.jp/edu/school/maichu/2000/1128/04.html

「同性愛」の何が悪いの?


同性愛の何が悪い!? 何がいけない!? いつも思うのはこの事ばかりです。

 例えば、前に話題になった「先生を好きになる」ことについて、よく、「禁断の恋(こい)」とか「好きになっていけなかった相手」とかそんなことを言う人がいるかもしれないけど、そんなの変だと思います。少なくとも「好きだ」と伝えられる相手じゃないですか。結婚(けっこん)すれば籍(せき)も入れられる、普通(ふつう)の夫婦(ふうふ)。そうなりますよね。はっきり言ってぜいたくな悩(なや)みです。

 なのにまわりの人は「同性愛」と聞くとすぐに「気持ちワル〜」とか「自分は関係ない」と思って平気でけなしている。そんな光景をあなたは見たことありませんか。1人っきりで悩んでいる人に対して、追いうちをかけるような……

 この社会の色はほとんどが(少女マンガでもドラマでも)異性愛の色にそまっているけれど、世の中は多数決じゃないことを知ってほしいです。「自分の学校に同性愛者なんているわけないじゃん」と思っている人、それは大きな間違(まちが)いです。

 もしもですよ? 反対の立場になった時、自分の好きだという気持ちがまわりからぐしゃぐしゃにつぶされてしまったら、どうしますか? 悲しいでしょう? しかも何度も繰(く)り返すようですが「気持ち悪い」なんて、自分の気持ちに対して言われたらどう思いますか?

 自分だけの世界を見ないでほしい。そして、人に押(お)しつけないでほしいです。いきなり考えを180度変えろとは言わないです。ただ、ほんの少しでも、考えられる人になって下さい。(東京 KAORI)

■KAORIさんに何があったのか分からないけれど、人を好きになる気持ちは、どんなかたちであっても「純粋(じゅんすい)」なものだと思うの。みんなは「愛のカタチ」についてどう思う? 意見、聞きたい!


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資料A
2002年11月6日 
Mainichi INTERACTIVE 毎日中学生新聞 毎中クラブより

http://www.mainichi.co.jp/edu/maichu/maichu/2002/1106/01.html

同性愛と同人誌 否定はしないで

  今「毎クラ」で話題になっている同性愛と同人誌。みんなは同人誌を読んだことがあるかな?表現も恋愛も、すべて個人の自由なのか考えてみませんか……

同人誌は「アヤシイ本」じゃない

 毎中クラブのみなさん、こんにちは。文章での投稿(とうこう)は初めての浅月賢志です。何だか最近同性愛についての投稿が多いですね。自分はこれでも一応女の子です。女子校に通ってます。

 ぶっちゃけて言うと、自分はある意味同性愛者です。こんなの書くと文通友達に「えっ!?」って思われるかもしれないけど、自分の気持ちに素直(すなお)になって書きます。自分は同性愛は別に「嫌(いや)だ」とか「変だよ」とか思いません。中1の時の友達がちょっと変わっていて「君にキスしたい」とか言われてゾッとしてましたが、いつの間にかそう言われることがうれしくなりました。そのうちに、今では「好かれる」から「好きになる」側になりました。

 女子校だからなのか何なのか、周りの子にはベタベタ(?)してても笑って済むし……。結構、自分の周りの子も同性愛っぽい体験をしてて、電話でする会話はそればかり(笑)。不思議ですよ、ホント。気づいたらもう好きになってるんだから。自分的にはいいと思うんだけどなぁ。好きなんだし。

  同人誌に関しては、プロットモンさんが言ってたことも分からなくはないですけど、別にばかにしてるワケじゃないと思うんです。自分も同人誌を描(か)いてますし、本来同人誌の意味は、みなさんが思っているような「アヤシイ本」じゃないんです。「やおい」も「やまなし おちなし いみなし」の頭文字を取った言葉だというのが本来の意味なんです。これは同人誌がはやり始めたころに、ストーリーを無視したHなシーンばかりの作品が多かったためにそう呼ばれるようになったのだとか。

以上が自分の意見です。長くなりましたが、みなさんの意見を聞けるとうれしいです。(神奈川 浅月賢志

■確かに、本当はあやしいものではないのよね。でも、どんな作品も人によって受け止め方が違(ちが)うのも忘れてはいけないのかも。ヨーコはどんな作品であろうと、感動することにいつわりはないと思いたいなぁ!


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資料B

 
2002413日付 中日新聞夕刊1

「女子高生はスカート」もう古い/ズボン制服 じわり増加/性的偏見なくす効果 活動性、暖かさを重視

スカートでも、ズボンでも自由に選んでください−。女子高生の制服に異変が起きている。世間ではズボンをはく女性が増えているのに、高校の制服はスカートだけだった。そこに、ズボンも選択できる高校が現れた。生徒の間では依然、スカートが人気だが、ズボン姿が平気になる日も遠くないかもしれない。

名古屋市緑区の市立緑高校は2002年4月から、女子制服について、上はブレザー、下はスカート、キュロットスカート、ズボンの三つから選べるようにした。スカートは自転車に乗っている時や階段で押さえなければならず、冬場は寒い。私服ではズボンをはく生徒が多いことなどが理由。「できる範囲で選択肢を増やした」と森文代教頭は説明する。

自転車を考慮

愛知県で先陣を切ったのは女子校の県立豊田東高校。2001年度から式典を除き、ズボンもはけるようにした。「新しい学校づくりプロジェクト」の一環として制服を見直した結果で、斬新さや活動的なイメージも出したかったという。

三重県では多気町にある相可高校が自転車通学が多いことなどに配慮して1993年度から採用。山間部の飯南町にある飯南高校も冬場の寒さ対策として認めている。滋賀県でも冬季にズボンがはける県立高校が数校ある。岐阜県は「県立でズボンを採用しているところはないと思う」と県教委。

採用した理由は主に「動きやすく、暖かい」といったズボンの機能性。だが、一方で「男らしさ」「女らしさ」の垣根をなくそうという「ジェンダーフリー」の視点から意義があるという声も上がっている。

吉田和子・岐阜大教授(教育実践学)は「ズボンの採用は『女の子はスカートでなくちゃだめ』というジェンダーバイアス(性的偏見)をなくすことになり、とても意味がある。性同一性障害などの性的マイノリティーはどの学校にもいる可能性がある。ズボンがはければ、とても救われる」と話す。

多様性も尊重

TBS系テレビで3月まで放映された武田鉄矢主演の人気ドラマ「3年B組金八先生」。転校してきた女生徒は長いスカートで登校し、学校に来るとすぐにジャージーに着替える。性同一性障害に悩むこの生徒を他の生徒や学校が理解し、偏見をなくしていく過程を描いた。

原作・脚本の小山内美江子さんは「性的マイノリティは決して変ではない。排除するのでなく、一人の人間として受け入れるべき。マイノリティは性に限らずいっぱいあり、みんなで理解することの大切さを訴えたかった」という。

現実には、ズボンをはく女子生徒はまだわずかだ。緑高校では今のところ1人だけで、ある新入生は「ズボンは私服だけで十分」と素っ気ない。

豊田東高校では約70人がズボンを購入したが、実際にズボン姿で登校するのは10人ほど。村瀬幸司教諭(46)は「生徒が自分で考えて行動する姿勢を育てたかった。だが、まだ周りがみんなスカートだと恥ずかしいんだろう」と分析している。


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資料C
 
2002621日付 朝日新聞朝刊

女装で解雇不当です/東京地裁/性同一性障害男性の申し立て認める

「性同一性障害」と診断された男性が、女性の服装で出勤したことなどを理由に勤務先の出版社「昭文社」(東京都)から懲戒解雇されたのは不当だとした仮処分の申し立てに対し、東京地裁は2002年6月20日、元社員の主張を認める決定をした。

細川二朗裁判官は「女装で就業しても会社の秩序や業務に著しい支障が起きるとはいえない」と述べた。

決定によると、元社員は2002年1月から「女性として認めてほしい」と訴え、3月から女装で出勤した。

会社側は女装しないよう命じ、自宅待機処分としたが、元社員はその後も女装で出勤を続け、4月に懲戒解雇された。

細川裁判官は、女装での出勤がほかの社員らに嫌悪感を与えたとした。

一方で、性同一性障害が医学的に承認されつつある概念で、元社員はホルモン治療で精神的、肉体的な変化が生じ、男性の姿で働くことが困難になっていた事情を考慮。

「嫌悪感は、時間の経過などで緩和されるもので、懲戒解雇の相当性はない」と結論づけた。


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資料D
  2002913日付 毎日新聞夕刊

茶髪指導で生徒が頭皮ただれ炎症/黒毛染めでアレルギー処置せず/兵庫・川西市の中学

兵庫県川西市の市立多田中学校で今月初め、教師が茶髪の生徒5人の髪の毛を市販の毛染め薬で黒く染めたところ、アレルギー体質の女子生徒1人の頭皮がただれ、全治1週間と診断されていたことが2002年9月13日、分かった。学校側は生徒と保護者に謝罪し、今後、同様の指導の中止を決めた。

同校によると、事前に本人と保護者の了解を得て、9月2日に2年の女子生徒1人、3日に2年の女子生徒2人と3年の男子生徒2人の髪を保健室で黒く染めた。このうち2年の女子生徒(14)の頭や首などがただれ、接触性皮膚炎で全治1週間と診断された。

女子生徒はアレルギー体質で、母親が担任教諭に注意を依頼する手紙を渡していたが、事前にテストしたり、クリームを塗って肌を保護するなどの処置を取らなかった。学校側は治療費の支払いを申し出たが、拒否されたという。

野原孝校長は「生徒には申し訳ないことをした。毛染め薬の危険性に対する認識が薄かった。茶髪は容認できないが、今後は各家庭で指導するよう求めていきたい」と話している。


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資料E
沖縄修学旅行のための参考図書・Webサイト

資料E-1

「岩波現代文庫 女の民俗誌」宮本常一著/岩波書店刊

「性to生 ジェンダ−のはざまから」竹下小夜子著/沖縄タイムス社刊

「沖縄の人生儀礼と墓」名嘉真宜勝著/沖縄文化社刊


資料E-2

「講談社学術文庫 南方文化の探究」河村只雄著/講談社刊

「岩波現代文庫 女の民俗誌」宮本常一著/岩波書店刊

「ユタと霊界の不思議な話」月刊沖縄社編/月刊沖縄社刊

「エイサ−  沖縄の盆踊り」宜保栄治郎著/那覇出版社刊

「巫女の文化」倉塚曄子著/平凡社刊

「エイサーまつり」
http://www.city.okinawa.okinawa.jp/main/eisa/index.html

「塩月亮子のほーむぺーじ」
http://homepage2.nifty.com/RYOKO/


資料E-3

「沖縄人物叢書 時代を彩った女たち 近代沖縄女性史」琉球新報社編/ニライ社刊

「南島針突(ハジチ)紀行  沖縄婦人の入墨を見る」市川重治著/那覇出版社刊

「化粧文化 No.28 特集  沖縄の美」ポ−ラ文化研究所刊

「化粧文化 No.30 特集 北方民族の装いと美」ポ−ラ文化研究所刊

「南島雑話の世界 ハズキ(入れ墨)」
http://www.minaminippon.co.jp/bunka/nantou/0721.htm

「アイヌ民族の『明治』」
http://diamond-dust.com/ainu/history-6.html


資料E-4

「友禅染の歴史」
http://www.kodaiyuzen.co.jp/yurai.html

「沖縄の染めと織り」
http://www.summit-okinawa.gr.jp/jp/some/some_3_b/index2.htm


資料E-5

「平凡社ライブラリー 沖縄女性史」伊波普猷著/平凡社刊

「小説遊女(ジュリ)たちの戦争 志堅原トミの話から」船越義彰著ニライ社刊

「塩月亮子のほーむぺーじ」
http://homepage2.nifty.com/RYOKO/

「じゅり馬行列」
http://www.u-r-u-m-a.co.jp/event/report/jurima.htm


資料E-6

「京都に強くなる75章」京都高等学校社会科研究会編/かもがわ出版刊

「財団法人女性のためのアジア平和国民基金 asian women's fund」
http://www.awf.or.jp/

「大江山捕虜収容所」
http://www2.nkansai.ne.jp/users/peace/ooeyama.htm


資料E-7

「京都女子学園年八十史」 京都女子学園 学園氏編纂委員/学校法人京都女子学園

「ひめゆりの塔―学徒隊長の手記」西平英夫著/雄山閣出版刊

「21世紀のひめゆり」小林照幸著/毎日新聞社刊


資料E-8

「オキナワ・海を渡った米兵花嫁たち」沢岻悦子著/高文研刊

「沖縄県 現役米軍人と日本人女性との間に生まれた子ども達への支援」
http://www2.pref.okinawa.jp/oki/okinawa.nsf/(doc)/1001458C5AF65E2749256BF7001F5739

「沖縄県 日米結婚・離婚・子どものためのハンドブック」
http://www2.pref.okinawa.jp/oki/Okinawa.nsf/98ec0e16075d27aa492567340044e504/291ef24abd7246ee49256a1c002a4fae?OpenDocument

「日米間の国際結婚についてQ & A」
http://www.tiruru.or.jp/chousa/c1.htm


資料E-9

「性to生 ジェンダ−のはざまから」竹下小夜子著/沖縄タイムス社刊

「戦後の沖縄世相史 記事と年表でつづる世相・生活誌」比嘉朝進著/暁書房刊

「平成11年度米軍基地派生女性問題調査事業報告」
http://www.tiruru.or.jp/chousa/c5.htm

「県民生活への影響(事件・事故、環境問題)」
http://www2.pref.okinawa.jp/oki/okinawa.nsf/98ec0e16075d27aa492567340044e504/41fafa14e7ac30714925692f002980e7

「沖縄タイムス 特集 基地と沖縄」
http://www.okinawatimes.co.jp/spe/k_index.html

「沖縄・米兵による女性への性犯罪 日教組」
http://www.jtu-net.or.jp/kiji/heiwa/01.htm


資料E-10

「オキナワ 女たちは今」ゆいまーるセミナー編/ドメス出版刊

「ヤマト嫁 沖縄に恋した女たち」吉江真理子著/毎日新聞社刊

「戦後の沖縄世相史 記事と年表でつづる世相・生活誌」比嘉朝進著/暁書房刊

「沖縄県女性総合センター てぃるる」
http://www.tiruru.or.jp/top.htm

「沖縄県 統計資料閲覧室」
http://www.pref.okinawa.jp/toukeika/


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