書名: 新潮新書 愛子さまと悠仁さま 本家のプリンセスと分家のプリンス |
No.B142130 NDC 288.4 |
著者・出版社: 大島真生/新潮社 |
初版2007/09/20 ¥714 |
内容: こんなに違う! 皇室記者のメモ公開。四一年ぶりの男児でも、ここまで違うものなのか。皇室にはどこよりも、生まれた家の違い、男女の差が歴然と存在していた――。名付け親、儀式の内容、ボディーガードの数、一家の予算、皇居を訪ねる際に通る門……。何から何まで、愛子さまと悠仁さまでははっきり異なる。その「立場の差」が意味するものとは何か。現役の宮内庁担当記者が、五歳違いのおふたりの成長から読み解く平成の皇室、その未来。 第1章 皇太子家と宮家 第2章 女の子と男の子 第3章 宮内庁病院と愛育病院 第4章 愛子さま「語録」と全活動データ 第5章 プリンス誕生のドラマ 第6章 赤誠の皇宮護衛官たち 第7章 しつけから帝王学へ 第8章 恋人選びと結婚 第9章 結婚の儀 第10章 皇室典範をめぐって 大島真生[オオシママナブ] 1968(昭和43)年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。産経新聞社に入社、警視庁警備部などの担当を経て、宮内記者会所属。季刊誌『皇室』(扶桑社)で、天皇・皇后両陛下と皇太子ご夫妻の「ご動静」、愛子さまと悠仁さまの「ご成長の記録」の執筆を担当する。 |
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メモ: |
書名: 朝日選書 女性天皇論 象徴天皇制とニッポンの未来 |
No. B142110 NDC 312.1 |
著者・出版社: 中野正志/朝日新聞社 |
初版2004/09/25 \1,365 |
内容:
「女性天皇を論じることは、パンドラの箱を開けることになる。天皇とは何か、天皇制とは何かという根源的な問題にぶつかる」。だから踏み入らずにいた。女性天皇容認論は明治初期から唱えられていた。ところが、第二次大戦後、男女同権の風潮が強まる中でも、皇室典範に皇位継承を男系男子に限定する規定は温存された。はたして、何が女性天皇実現を阻んでいるのか?本書では、数多の文献を渉猟し、男系男子継承の根拠となる「万世一系説」や「女帝『中継ぎ』説」を徹底的に洗い直し、象徴天皇制そのものが抱える矛盾点をつぶさに検証、摘出する。「お世継ぎ」問題をきっかけに噴出した感情的賛否両論を排し、迫り来る「皇室の危機」に対する現実的解決策を提言。 序 新しい視座からの探求 第1章 雅子妃「お疲れ」問題の深層 第2章 矛盾を抱えてスタートした象徴天皇制 第3章 女性天皇が排除された理由 第4章 女帝の世紀 第5章 女系がつないだ皇統の隙間 第6章 つくられた万世一系 第7章 危機に立つ最古のシステム 第8章 皇室典範改正試案と憲法の今後 中野正志[ナカノマサシ] 1946年生まれ。慶応大学大学院経済学研究科修士課程を中途退学後、1970年、朝日新聞社入社。学芸部(現・文化部)で、記者として家庭・読書・文化面を担当。読書面編集長、西部本社・学芸部長、論説委員を務めた後、2002年から総合研究本部主任研究員。 |
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メモ: |
書名: 集英社新書 女性天皇 |
No. B142103 NDC 210.3 |
著者・出版社: 滝浪貞子/集英社 |
初版2004/10/20 \714 |
内容:
推古以来、飛鳥朝から奈良朝にかけて、六人の女帝たちが誕生した。これほど多くの女帝たちが集中して登場した時代は、世界史的にみても例がない。女帝が役割を終えるのは、平安初期に皇太子制度が整備されたことによるが、女帝はどうしてわが国に、それも古代に集中して登場したのか。皇位継承の中で果たした女帝の役割は、何だったのか。元明天皇即位の詔に出てくる「不改常典」という言葉に隠された、真の意味とは?本書は、女性天皇という存在に光を当てることで、古代の王権の知られざる相貌を浮き彫りにする。皇位継承のルールを解き明かした、新たな古代日本史。 第1章 嗣位すでに空し 穴穂部皇子の反乱 女帝の「ワカミタフリ」 ほか 第2章 皇位継承法を変えた女帝 吉野の盟約 称制の女帝 ほか 第3章 女帝幻想 悲しき女性皇太子 呪縛された女帝 ほか 終章 女帝とは何だったのか 女帝の係累 女帝と斎王 ほか 資料編 滝浪貞子[タキナミサダコ] 1947年大阪府生まれ。1973年京都女子大学大学院修士課程修了。京都女子大学文学部教授。文学博士。専門は古代日本史。NHK講座「歴史で見る日本」で飛鳥〜平安時代を担当(1989年〜94年)。 |
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メモ: |
書名: 文春新書 四代の天皇と女性たち |
No. B142102 NDC 288.41 |
著者・出版社: 小田部雄次/文芸春秋 |
初版2002/10/20 \735 |
内容:
明治天皇が五人の側室を持ったのは好色のせいではない。次代の天皇たる皇子が皇后に生まれなかったからである。大正天皇と貞明皇后は四人の皇子に恵まれたが、天皇は病弱で国権の総攬者としての役割を果たせず、皇后の苦心はひと通りではなかった。昭和天皇は心身ともに健康だったが、皇子がなかなか誕生せず、側室を置こうとする動きさえ現れた。天皇は男系の男子皇族でなければならないという掟から生ずる数々の難問。そして、いま女帝論が…。 1 明治の皇后と権典侍たち 五人の側室と十五人の皇子女 歴代天皇の配偶者と皇子女 昭憲皇太后 法律の中の皇子女たち 廃妾論 2 病弱な天皇の時代 大正天皇像の再検討 大正天皇と貞明皇后 3 激動する皇室と女帝論 裕仁皇太子の後宮改革 新皇室典範と后妃たち 女帝論の台頭 小田部雄次[オタベユウジ] 1952年、東京生まれ、水戸市で育つ。立教大学大学院博士課程満期退学。日本近現代史、皇室制度史専攻。現在、静岡精華短期大学教授。 |
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メモ: |
書名: ベスト新書 謎の女帝・持統 日本初の女性天皇 |
No. B142101 NDC 210.34 |
著者・出版社: 関裕二/ベストセラーズ |
初版2002/02/01 \714 |
内容:
古代史上最大の争乱―壬申の乱。しかし、この乱とて天智vs天武両王朝の長きにわたる壮絶な戦いの一ページにしかすぎない。乱の勝利後、いったんは政権を掌中にした天武側であったが、裏切り者の手により罠に嵌められ、その座を追われた。天武朝を売ったのは…誰あろう、天武天皇の妻、持統である。夫を捨て去ってまで手に入れなければならなかった王権の座。彼女の飽くなき執念が古代史を変えてゆく。 第1章 持統天皇という女傑 なぜ、持統天皇は即位できたのか? 持統即位に致命的な悪条件 ほか 第2章 大津皇子の謀反が語ること 『万葉集』が語る持統の天武への愛 天武の愛情の行方 ほか 第3章 正史ではなく木簡が語る真実 持統の選んだ道 持統に対する歴史的評価 ほか 第4章 藤原氏に葬られた女帝 神話として消し去られた実像 アマテラスは持統そのものだった! ほか 関裕二[セキユウジ] 1959年千葉県柏市生まれ。歴史作家。古代をテーマに意欲的な執筆活動を続けている。 |
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メモ: |
書名: 平凡社新書 物語 日本の女帝 |
No. B142098 NDC 288.41 |
著者・出版社: 小石房子/平凡社 |
初版2006/06/09 \777 |
内容:
日本にはかつて八人十代の女帝が存在した。特に飛鳥時代から奈良時代までには、六人の女帝がおり、うち二人が重祚するなど、日本の古代は女帝の時代といっていい。しかし、これまで女帝の生涯が正しく語られることはなかった。『皇室典範』は女帝を中継ぎと定義したが、果たしてそれは事実に基づくものなのか?それぞれの生涯や事績が正しく伝えられることが少なかった個性豊かな八人の女帝の実像を鮮やかに描き出す。 第1章 推古天皇―才色兼備の初代女帝 第2章 皇極天皇―天をも動かす至徳まします巫女王 第3章 斉明天皇―鬼が葬儀を見送った謎多き天皇 第4章 持統天皇―万世一系の基を築いた国産みの女帝 第5章 元明天皇―子から皇位を譲られた母帝 第6章 元正天皇―聖武天皇の即位に尽くした未婚の女帝 第7章 孝謙天皇―父から仏教王国建設を引き継いだ女性天皇 第8章 称徳天皇―道鏡との伝説で歪められた事績 第9章 明正天皇―徳川家の血をひく葵の帝 第10章 後桜町天皇―朝廷の安寧に尽くした生涯 小石房子[コイシフサコ] 1937年大分市生まれ。青山学院女子短期大学国文科卒業。作家、日本ペンクラブ会員 |
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書名: ミカドと女官 菊のカーテンの向う側 |
No.B142084 NDC288.400 |
著者・出版社: 小田部雄次/恒文社 |
初版2001/06/20 \1,890 |
内容:
本書では、天皇制のかかえている「男系世襲」の問題を考える前提として、近代における女官制度の変遷や女官たちの言動を跡づけた。「菊のカーテン」の向う側に隠された女官世界を、限られた情報から再現した。 第1章 皇太子裕仁の提案 1 女官の通勤制 2 柳原愛子の助言 第2章 異色の女官たち 1 権典侍 2 明治の女官 3 婦女子の教育 桃夭女塾とフェリス女学校 華族女学校 「妖婦下田歌子」の歌子像 実践女学校と歌子 津田梅子の苦悩 第3章 昭和天皇の後宮改革 1 近代の「お局」 2 昭和戦前の後宮 3 戦後の後宮 小田部雄次[オタベユウジ] 1952年東京生まれ。立教大学大学院博士課程、日本近現代史専攻。静岡精華短期大学国際文化学科助教授 |
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メモ: 天皇制、女官、女子教育、フェリス、実践女学校、津田梅子 |
書名: 集英社新書 女性はどう学んできたか 卑弥呼から江戸庶民の女まで |
No.B142017 NDC367.210 |
著者・出版社: 杉本苑子/集英社 |
初版1999-12-06 \714 |
内容:
女性が学ぶことは、現在では珍しくもなく当たり前。日本の教育制度がととのって、子供たちすべてに「教育を受ける権利」が保障されてから、わずか五十年余。しかし三世紀半ば頃、日本独自の文字のなかった時代、邪馬台国の女王・卑弥呼は、民衆の上に君臨し、なんと隣国・魏の言葉に堪能だったらしいのです。聖武天皇の皇后・光明子は、中国の女傑・則天武后の著した「維城典訓」を、紫式部は漢籍を読んでいたのです。…歴史小説家が自由自在に想像力を駆使し、リズミカルな文章で綴る女性と学問の通史。 第1章 女王ヒミコは、外国語がペラペラだった?嘘ォ、信じられないわ。 第2章 女帝は飛鳥・奈良朝の専売にあらず。江戸時代にもいましたよ。 第3章 いよいよ花ひらいた女帝の世紀。そしてその、明と暗。 第4章 時代の生証人ケヤキの厨子。しかし彼は黙して語らず。 第5章 猛勉強した光明皇后。その師はなんと、則天武后! 第6章 漢詩が得意な内親王、坊さんキラーの皇太后など、世はさまざま。 第7章 女がひっぱる女の足。本箱は壁に向けて置くのが安全よ。 第8章 娘に着せる正月小袖、生首一つで買えるかなあ。 第9章 女の子の教育はおッ母さんの受け持ち。子供は遊ぶひまもない 杉本苑子[スギモトソノコ] 1925年東京生まれ。文化学院卒。62年『孤愁の岸』(講談社)で直木賞、78年『滝沢馬琴』(文藝春秋)で吉川英治文学賞、86年『穢土荘厳』(文藝春秋)で女流文学賞をそれぞれ受賞。87年紫綬褒章受章。95年文化功労者に選出 |
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