紹介図書目録 | |||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||
分類表に戻る |
B145 イスラム関連の図書紹介はこちらから |
図書紹介 留意事項 |
書名: 岩波現代文庫 文明の衝突から対話へ |
No.B140024 NDC304.000 |
著者・出版社: 山内昌之/岩波書店 |
|
内容: チェチェン紛争をこれほどに破壊的なものにさせた要因とは何か、西欧が脅威視する「イスラーム原理主義」とは何なのか、移民・難民がもたらす摩擦に各国はどう対応してきたのか…。現在も絶えることのない紛争と衝突の深層を歴史の文脈から読み解き、文明の衝突から対話へという遠大なテーマを解く糸口を照らし出す。 第1章 終わりなき紛争―チェチェンとロシア 第2章 ロシアとチェチェン戦争―カフカースと中央アジアのイスラーム・ネットワーク 第3章 爛熟した文明の隙間で―オウム真理教の終末論 第4章 終わりの始まり―イスラーム原理主義の挑戦 第5章 “白い海”の終末論―帝国とコスモポリタニズムの終焉 第6章 日本において民族とは―アイヌ新法考 第7章 新たなる民族関係へ―移民と難民のナショナリズム メモ: |
書名: 集英社新書 文明の衝突と21世紀の日本 |
No.B410015 NDC319.000 |
著者・出版社: ハンチントン,サミュエル・P./集英社 |
|
内容: 1993年に発表された「文明の衝突」理論は、その後のコソボ紛争、さらに東ティモール紛争でその予見性の確かさを証明した。アメリカ合衆国の「21世紀外交政策の本音」を示して世界的ベストセラーとなった「原著」の後継版として、本書は理論の真髄を豊富なCG図版、概念図で表現。難解だったハンチントン理論の本質が、一目のもとに理解できる構成とした。その後1999年に発表された二論文を収録、特に日本版読者向けに加えた「21世紀日本の選択」は、単行本「文明の衝突」の読者必読の論文である。 二十一世紀における日本の選択―世界政治の再編成 冷戦後の世界 パワーの構造 文化および文明的観点から見た孤立国家・日本の特徴 孤独な超大国―パワーの新たな展開 パワーをめぐる国際関係 アメリカは慈悲深い覇権国ではない 無法者の超大国 ほか 文明の衝突―多極・多文明的な世界 多極化・多文明化する世界 文明の性質 現代の主要な文明 ほか メモ: |
書名: 岩波新書〈204〉 民族という名の宗教 人をまとめる原理・排除する原理 |
No.B410012 NDC311.300 |
著者・出版社: なだいなだ/岩波書店 |
|
内容: 世界を激しくひき裂き対立させる民族主義。どうそれを超えるかに21世紀の平和はかかっている。こうした問題意識から著者は民族主義を「国家の宗教」であると把え、その克服の道をさぐる。対話形式によるねばり強い思考実験の後にほの見えてくるのは、創造的・批判的精神としての社全主義の復権である。『権威と権力』の姉妹篇。 第1章 人間は集団を武器とした 第2章 血の信仰 第3章 部族から帝国へ血から言葉へ 第4章 イデオロギー 第5章 国民と民族 第6章 国の中の少数派 第7章 「同じ」意識 第8章 理性的批判主義 メモ: |
書名: 岩波ブックレット〈NO.281〉 世界と日本の先住民族 |
No.B410008 NDC316.800 |
著者・出版社: 上村英明/岩波書店 |
|
内容: 北米インディアンや日本のアイヌなど、先住民族の歴史は差別と虐殺の連続だった。国際先住民年を前に、その歴史と現状を描く。「先住民族」とは差別と虐殺の500年先住民族を襲う環境破壊立ち上がる先住民族たち メモ: |
書名: NHKブックス691 新版 同時代の人類学 21世紀への展望 |
No.B410002 NDC389.000 |
著者・出版社: 米山俊直/日本放送出版協会 |
|
内容: 現代世界が直面する課題に人類学は答えなければならないという筆者は、民族、環境、経済格差、人口爆発、都市化など、20世紀末の人類が抱える困難な問題にわけ入る。従来、人類学の主流がいわば「未開人類学」であったとすれば、「文明人類学」とも呼ぶべき新しい人類学がここにはある。その独特の視点は、旧版にも増して、現代世界の犀利な分析と人類の行く末を提示する。 1 序説・転換期―二一世紀を見通す 2 都市化の時代 3 南北の国家の時代 4 社縁の時代 5 多様化の時代 6 ひとりものの時代 7 民族と環境の時代 メモ: |
書名: NHKブックス652 日本人は何処から来たか 血液型遺伝子から解く |
No.B410001 NDC469.910 |
著者・出版社: 松本秀雄/日本放送出版協会 |
|
内容: 日本人の原郷は何処か。これまでは、その出自、系統、混合、重なり合いから、南方起源説が有力であった。本書は、この定説を、血液学の成果から一挙に覆す。 第1章 血液型とは何か―ヒトのなにが、どのように解るのか 第2章 Gm型という血液型について 第3章 免疫グロブリンの構造とGm型 第4章 抗体‐免疫グロブリン‐遺伝子は、どのように進化するか 第5章 2つの遺伝子型―北方型と南方型 第6章 検証 Gm遺伝子から解く日本人の起源と源流 第7章 バイカル湖に日本人の原郷を訪ねる メモ: |
書名: 朝日選書523 モンゴロイドの道 |
No.B410018 NDC469.600 |
著者・出版社: 科学朝日編/朝日新聞社 |
|
内容: 南北アメリカやオセアニアの先住民、極北のエスキモー、アジア各地の人びと、そして私たち日本人の共通の祖先、先史モンゴロイドは、あるとき人類発祥の地アフリカを後にして、厳寒のシベリアに足を踏み入れた。そして陸づたいにアメリカ大陸へ、また東南アジアを経て海路をオセアニアの島嶼部へと、地球を駆けめぐり、拡散と適応をつづけた。DNA研究を武器とした遺伝学、下戸の分布から迫る法医学をはじめ、免疫学、人類学、考古学、古生物学、地理学など学際的な研究成果が明かす祖先の足跡。 第1章 人類、アジアへ旅立つ 第2章 シベリアの厳冬の挑む 第3章 最初のアメリカ人 第4章 アメリカ大陸を疾走する 第5章 オセアニアへ乗り出す 第6章 ハイテクで見る「日本人の起源」 第7章 頭と顔の骨を読む 第8章 血液が語る メモ: |
書名: 朝日選書 性の進化、ヒトの進化 類人猿ボノボの観察から |
No.B140002 NDC489.900 |
著者・出版社: 古市剛史/朝日新聞社 |
|
内容: 性のあり方を大胆に変革したメスによって、オスは父親にされ、ヒトは「家族」をつくるようになった。森から進出したサバンナで、この大改革を成功させたことが、ヒトを誕生させた。ヒトを進化させたのは、エロスの力だった。熱帯雨林で平和に生きるボノボの性行動と社会から、ヒトの誕生の謎を探る。 1 何がヒトを生んだのか 2 袋小路の類人猿 3 ボノボの性とヒトの性 4 ボノボは性を何に使うか5性は社会をまるくする 6 メスが社会をぎゅうじるとき 7 動くアフリカ、歩くヒト 8 性の進化とヒトの誕生 メモ: |