ムダゴト(私立パチンコ学園 その5)

(C)Sammy(C)武論尊・原哲夫
▲獣王からATはここまで新化

キーンコーンカーンコーン

先生「ヨッシャアーーーーーー!!!」

中村『え?』

先生「やっと本題だーーーーーーー!!!!!」

中村『せ、先生・・・?』

先生「事前説明のためにここまで引っ張っちまったけどよぉーーーー」

中村『確かに長かったですもんね、説明・・・』

先生「やーーーーっと俺様のやりたい授業ができるんだぜーーーーーーガハハハハハ」

中村『(”俺様”!?)・・・あのー、そろそろ元に戻ってくれませんか・・・?』

先生「はい、じゃあいきますよ」

中村『(・・・す、素早い)』

先生「今日は”もっと実機に忠実なCR猛獣王(サミー)を作ろう”です」

中村『CR猛獣王と言えば・・・確変中にサバチャンの音楽が鳴りまくってくれるというスロットファンには嬉しい演出がありますよね』

先生「違ーう

中村『え?』

先生「確変中だからってサバチャン状態っぽく見せるのは間違ってーる

中村『ええ?』

先生「確変中は玉が現状維持っつーか微減してるじゃねーかYO!!」

中村『うわ、また先生が壊れた・・・』

先生「こんなのサバチャンとは呼ばねーYOOOOOO!!」

中村『うわぁ・・・』

先生「で、先生、こんなシステムを考えました」

中村『あ、いきなり普通になった』



●基本仕様●

(1)ミニ大当り図柄搭載

先生「これは今回の一番大事なポイントだ」

中村『これがないとシステム自体が出来上がらないわけですね』

先生「そのとおり」


(2)電チュー非搭載

先生「はい、電チューなんかいりません、ついでに時短もありません」

中村『えっ?』

先生「まぁ、続きを見るべし」


(3)全図柄確変(回数切り)

先生「これは今の内規的には問題はないな」

中村『そうですね』

先生「じゃあ次だ」


(4)図柄によって確変回転数が変化

先生「一番ここが怪しいんだが、今の内規では回数切りの確変機は、確変回転数はどの図柄でも全て同じにしないといけなかったような気がする

中村『確変後の時短の回数だけ変化させてもいいのかもしれませんね』

先生「まぁどうせ妄想台だから気にするな」


(5)図柄によって大当りラウンド数も変化

先生「もちろん、確変回転数とラウンド数は図柄によって同期するぞ」

中村『定番ですよね』

先生「はい、次」


(6)確変状態を非告知

先生「はい、CRデラマイッタ(豊丸)状態です」

中村『何故ですか?』

先生「続きを見ればわかるから」


(7)通常時と確変時では絵柄を変える

先生「まぁこれも可能だよな」

中村『確かに使えますね』

先生「じゃあ次だ」


(8)通常時から確変突入

先生「はい、CR木枯し紋次郎EJ(平和)の紋次郎チャンスをパクりましたー」

中村『なるほど、小当たりの振り分けを作るんですね』

先生「そう言うこと」


(9)演出はずっと獣王モード(リールとドット)

先生「ナメたリーチはいらない」

中村『うわぁ』

先生「ちゃんとBIGもREGも揃うぞ、自動でだが」



先生「さて、ここからは上記の仕様を使って細部の解説だ」

中村『はい』

先生「とりあえず、箇条書きにしてみる」



●細部仕様●

・大当り確率1/228.5→確変時1/22.85

・大当り振り分け
図柄(確変時) ラウンド数 確変回転数 大当り時振り分け率
BIG(AT30) 15R 20回転 66%(33/50)
REG(AT10) 5R 20回転 16%(8/50)
REG(AT10) 5R 10回転 16%(8/50)
高確移行 1R(0.5秒) 10回転 2%(1/50)

・通常時に大当りするとBIGかREGが揃う<稀にAT
・確変時に大当りした場合、ほとんどがドットにAが止まる(=ATで揃う)<稀にBIG・REG
・ただし、確変後数回転ぐらいまでの大当たりはAT図柄を使用する

・確変時(確変後数回転も含む)でAT大当たりすると、大当たりラウンドがAT状態の表示になり、サバチャンランプ点灯&サバBGMが流れる(大当たり中のみ)

・AT大当り時には、ラウンド数は5Rか15Rか判別不可能
・AT大当り時は画面上では1RでATを2G消化しているような演出にしておく(5RでAT10G分)
・5R終了時に「END」でラウンド終了、「AT30」が降ってきたら15R確定
BIGやREGでの大当たり時には再抽選やラウンド昇格はない<スロットと同じ

BIG・REG大当り後30回転は上部ランプがウェーブする(状態不問)



先生「では、解説していくぞ」

中村『えーと、基本的に初当たり時に揃うのはBIGかREGなんですね』

先生「そうだ、ただ低確時のサバを考えて、極稀にATで揃う場合も作った方がいいだろうな」

中村「となると、通常時のATリーチは信頼度が低いってことになりますね」

先生「そういうことだ」

中村『そして、確変中とその後数回転で当たった場合は、ほとんどATが揃うわけですか』

先生「高確ATバンザイってわけだな」

中村『そしてAT大当たり中のみサバチャン状態になるわけですね』

先生「やっぱりサバチャン中は出玉が増えないとおかしいからな」

中村『確かにそうですね』


先生「ちなみに、大当たり図柄にある”高確移行”と言うのは、チェリー高確だな」

中村『あぁ、なるほど』

先生「この高確移行を引いた場合、リール上にチェリーが出現後、数秒ほどフリーズする」

中村『はい』

先生「そして、フリーズしたままリールバックランプ演出が始まる」

中村『あぁ、そこで高確フラッシュが出たら確変突入ってわけですね』

先生「そのとおり、もちろんそのフラッシュ中にこっそりアタッカーが開くぞ」

中村『そして、そのバックランプ演出にはガセも存在するわけですね』

先生「そう、紋次郎リーチハズレみたいな演出も大事だからな」

中村『って、リールのバックランプで高確告知って・・・猛獣王ではなく獣王じゃないですか』

先生「まあ細かいことは気にするな」


中村『そして、BIGとREGでは大当たり出玉に差が生じるわけですね』

先生「やはりそこは基本だろう」

中村『そして、AT大当たり時はラウンド数は5R消化してみないとわからない、と』

先生「やはりAT10かAT30かは気になるところだからな」

中村『今回はBIGとREGの比率を2:1にしたから、AT30とAT10も2:1になってるんですね』

先生「まぁ、これは大当たり振り分けをわかりやすく簡略化してあるからな」

中村『もっとラウンド数と確変回転数の振り分けを細かく設定すると何回転まで確変なのかわからなくてドキドキできますね』

先生「確変回転数も1G刻みで最大30Gまで設定していきたいところだ」


中村『ちなみに、ミニ大当たり図柄は・・・』

先生「ミニデジタルと電飾を使う」

中村『なるほど、デラマイッタの時と同じようにランプのつきかたが大当たり図柄になるんですね』

先生「しかも、絶対判別できないようにランプは10個は使いたいな」

中村『たしかに確変回転数やラウンド数に深く関わってますからね』

先生「パチンコ雑誌も掲載するのがいやになるくらい大量のパターンを考えるつもりだ」

中村『妄想してるなぁ・・・』


先生「まとめてみるか」

中村『はい、初当たり時はボーナス絵柄が揃い、その後の非告知な確変中(=高確率状態)に再度大当たりするとドットにAが止まってAT大当たりになります』

先生「しかもAT大当たり中はサバチャンランプにサバチャンBGMだ」

中村『そして、AT後も確変なので再度当たる可能性があります』

先生「そこでまた当たればサバチャン2連目だ」

中村『なんとなく”潜伏してるかも?”みたいな感覚に襲われますね』

先生「サバが偶数回で終わることもあるが、それはサバの初当たりを何度か引いたように考えれば」

中村『あー、なるほど』



先生「これが先生が言いたかった”もっと実機に忠実なCR猛獣王”だ」

中村『もうほとんどCR獣王ですけどね』

先生「まぁ気にするな、で、どうだこれ?」

中村『・・・確かに獣王らしさが出てて、面白そうです』

先生「だろ?」

中村『はい、面白そうです』

先生「だろぉ?」

中村『面白そうです』

先生「だろぉぉ?」

中村『面白いです』

先生「ありがとおぉぉぉ!!!」

中村『いえいえ、こちらこそこんな面白い授業、ありがとうございました』

先生「あ、ついでに聞くが」

中村『はい』

先生「これ、打ちたいだろ?」

中村『いや、別にスロットの獣王打ってりゃ十分じゃないっすかね』

先生「・・・君、退学ね・・・」

キーンコーンカーンコーン



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