ムダゴト(私立パチンコ学園 その4)

(C)ARISTOCRAT
     ▲でも3連

キーンコーンカーンコーン

先生「はい、今日は特殊な確変形式の台について勉強します」

中村『はい』

先生「まずはやはりCRデラマイッタ(豊丸)からです」

中村『うわぁ、懐かしいですね、あのムカつくスワンリーチ』

先生「うん、確かにあのリーチはムカつくけどこの機種の特徴は?」

中村『えーと、絵柄とミニ大当り図柄としてランプを用い確変かどうかを判別不能にし、電チューを非搭載にしたために確変中の確率を5倍ギリギリまで上げてありますが、必ず玉が減るゲーム性です』

先生「”新生数珠連チャン機”というキャッチで出てきたんだけど?」

中村『図柄とランプの組み合わせによる確変判別表や、台上の確変ランプを切らないホールが続出しました』

先生「あれは悲しかったねー、全然おいしくなかったからねー」

中村『結局確変中がわかってしまうもんだから、当てるまで玉は減るけど帰れないと言う現象が生まれました』

先生「でも、この機種が存在する意味は確変を告知する必要は100%ではないということだ」

中村『時短でも確変でも、画面やランプで告知をしなければならないというわけではないんですね』

先生「さて、もう1つはCR木枯し紋次郎EJ(平和)だ」

中村『あぁ、大当り確率1/252.2で全図柄確変という、噂の新内規マシンですね』

先生「そのとおり」

中村『たしかこれは紋次郎リーチからST(回数切りの確変+時短)が始まる事があるんですよね』

先生「これはどういうことを意味する?」

中村『えーと、多分大当りのうちの数分の一が小当たりとして振り分けられて、出玉的にはアタッカーが一瞬開放するだけですが、そこからSTが開始されると予測されます』

先生「そのとおり、ただ、大当りのうちの幾分かが小当たりになると言う事は・・・?」

中村『実際に出玉がある大当りの確率は1/252.2よりも低くなります

先生「ただ、小当たりをST当たりと考えると、通常時からもST突入の可能性がある機種と言うのは初めてかもしれないな」

中村『そうですね』

先生「ただ、ST付きの小当たりが大当りのうちに含まれると言うことは・・・?」

中村『あ、確変中に当たった場合に小当たりである可能性も通常時と同一です』

先生「そう、確変中に当たったと思ったらアタッカーが一瞬だけ開いてST再突入と言うちょっと不毛なパターンも考えないといけないんだ」

中村『やっぱりこういう特殊な機種は打ち手に理解してもらわないと普及するのは難しいでしょうね』

先生「よし、では次回の授業は今までの応用編をやるぞ」

中村『おお、ついに本題ですね』

先生「あ、次回はチケットも特殊景品もいらないから」

中村『せ、先生、もう許してくれたんですか?』

先生「っつーか君がくれた特殊景品、偽造品だったろ」

中村『(バレてる?)えっ・・・い、いや、違いますよっ?』

先生「ふーん、まあいいや、そのお陰で事務所に連れていかれてね」

中村『うわ・・・』

先生「君と僕、出禁になっちゃったから、もうチケットの意味が無いんだよね」

キーンコーンカーンコーン



←前 / 次→

もどる