ムダゴト(大花火のパーフェクトってどのくらい?「アシスト編」)


今回はもっと皆さんに身近になった計算問題です。

問題。
大花火(アルゼ)のBIGでパーフェクトが出るのはBIG何回に1回の割合でしょうか?
計算に使う数値として、
  BIG中の15枚役当選確率   1/1.204
  BIG中のJACIN当選確率   1/5.958
  JACゲーム中の当選確率   16366/16384(分子を1にしていません)
また、便利な数値として、
  1/1.204の27乗・・・・・・・・・・・0.00665403148
  1/5.958の3乗・・・・・・・・・・・・0.004728229
  16366/16384の24乗・・・・・・0.97396327423
を使ってもかまいません。
ただし、実戦者はビタ押しをするのがまだ難しい為、アシストハズシを使います。
アシストは75%でしか成功しないので、パチスロ攻略マガジン(双葉社)の記事に従い、
  1回目は残り29Gまでハズシ
  2回目は残り18Gまでハズシ
  3回目は残り8Gまでハズすことを義務とします。

あぁ、今度はアシスト成功率までからんじゃった・・・。本当は保険ハズシについてにしたいのですが、皆さんがどこまで引っ張るかがバラバラな為、雑誌を参考にしました。

さて、前回説明した「ビタ押し編」を読んでいただけたでしょうか?
実は今回はその応用編となるため、まだ読んで頂いていない方は是非一読されてからまたここに来てください。
「ビタ押し編」はこちら

では、説明です。
今回も30回の小役ゲームをフルに使いきるわけですね。
そして30P目に3回目のJACINを引けばいいのです。
もちろん途中で15枚役とJACIN以外は引けません。
前回、29Gまでに2回のJACINを引く組み合わせは406通りとわかりました。

では今回はそれをちょっと場合分けしてみましょう。

2G 11G 16G    
3029 28―――――――――18 17――――――――――――――02 01  
    ←――――○―――○――――→ (1)
  ←――――○――――→ ←――――――○――――――→ (2)
  ←――○―――●――→ ←―――――――――――――→ (3)
←―――――――――→ ←――――――○――――――→ (4)
←――――●――――→ ←―――――――――――――→ (5)
●● ←―――――――――→ ←―――――――――――――→ (6)


ゆがんでいて見づらいのですが、○・●はJACINです。
上の数字は残りの小役ゲーム数、一番右端の○は30P目の最後のJACINです。

前回の406通りを今回の問題に当てはめる為に6つのブロックに分けてみました。
上の○・●が矢印によって動ける範囲は問題のハズシ方法の条件が関係しています。

それではまず(1)から(6)までのそれぞれの組み合わせ数を計算しておきましょう。

                16x15
    (1)・・・16=―――――=120(通り)
                 2x1

    (2)・・・11x16=176(通り)

                11x10
    (3)・・・11=―――――=55(通り)
                 2x1

    (4)・・・2x16=32(通り)

    (5)・・・2x11=22(通り)

                2x1
    (6)・・・=――――=1(通り)
                2x1

    (1)+(2)+(3)+(4)+(5)+(6)
    =120+176+55+32+22+1=406(通り)

これで、見落とした並びはないことが確認できました。
特に前回と変わりのない(1)と(2)は何ら問題はありませんよね。

では、今回のキモである●についてです。
これは、問題のアシストハズシを使わなければならない残りゲーム数ですよね。

しかし、ここでハズシが成功してしまってはパーフェクトが出るわけがありませんから、「ハズシたのにもかかわらずテーブル負けでJACINしてしまった」場合で考えなくてはなりません。
そしてその割合は25%、つまり1/4ですね。

何通りかということなのに小数点を使うことになりますが、今回はわかりやすく説明する為にそのまま計算させていただきます。

             1
    (3)・・・55x――=13.75
             4

             1
    (4)・・・32x――=8
             4

             1  1
    (5)・・・22x――x――=1.375
             4  4

            1  1
    (6)・・・2x――x――=0.0625
            4  4

    (1)+(2)+(3)+(4)+(5)+(6)
    =120+176+13.75+8+1.375+0.0625=319.1875(通り)

ビタ押し編では406通りだった組み合わせが319.1875通り分に減ってしまいました。
・・・ということは・・・。

                     27                       24
    319.1875x(1/1.204) x(1/5.958) x(16366/16384) 

    =0.00978074214

つまり0.978%、BIG102.242回に1回の割合でしかパーフェクトを達成できなくなるんです。

ビタ押しなら80.380回に1回だったことを考えると大きな違いと言うことがわかりますよね。
1.25倍以上の差があります。

大花火を打つ多くの方がこのアシストハズシを使っている状態の店、前回書いた「パーフェクトで設定6に変更」は、意外と射幸心をあおりながらも利益も確保できるなかなかの戦略になるのかもしれませんね。

だっておそらく設定1だもの・・・。


もどる