◆ No.135: リコーダー (2007.2.1) ◆
リコーダーのレッスン、今日で3回目。
最初の2回は、なにがなんやら、ちんぷんかんぷんだったのだが、ようやくおぼろげながら先生のおっしゃっていることがわかりかけてくる。
これは、ぼく自身が古楽独特の音楽の語彙に少し慣れてきた、というのもあるのかもしれないけれど・・・、でも、それ以上に、先生が、フランス語の理解能力のない日本人の扱いに慣れてきた、というのもあるかもしれない。
いろんなタンギングのニュアンスの使い分けを要求されていて、少なくとも「T、D、L」の3種類はできるように、とのことなのだが、どうもこれができない。先週あたりから気付き始めたのだが、これは日本人にはできない発音のようだ。(どうやら日本語の「トゥ、ドゥ、ル」とは舌の動きが逆のようだ。「DTLT、DTLTとやって。」などといわれると頭がパニックになる。)
ああ、そういえばフランス人がしゃべっている「tu」とか「de」とか「le」とかの単語、ちょっとマネができないような特殊な響きがしているけど、そういうことだろうか。
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家に帰ってから、サンルイ島の人形の店に行く。
ここがまた微妙に気になるあやしいオーラを発した店で、なにか口実でもないと入りにくい雰囲気だったのだが、今日は、オートマタ(時計仕掛けのぜんまい人形)のコレクションをしている日本のNさんに頼まれて、代理で見に行く。
・・・バレエの「コッペリア」は、人形師が等身大の女の子のオートマタを作って、それに、人間の魂を入れようとする話だが・・・ なんだか、そういう人形師の入れ込みようを感じさせるような、あやしい人形がいっぱい!
レッスンの行き。バスの車窓からバスティーユのオペラ座が見える。
レッスンの帰り。先生宅の近くのマックで昼飯。
マックもパリでは遠慮気味な外装。内装は日本の田舎のマックみたいな感じ。
同じくレッスンの帰り。バスティーユのマルシェ。見るだけ。
人形の店で見たいちばん凝ったオートマタ。オペラの一場面か?
ぜんまいを巻くと、オルゴールの音と共に、これらが一斉に動き出す。
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