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No.92: バカンス1日目 (2006.12.20)

なんだか緊張感の糸が切れてふぬけ状態。
昼過ぎまでずーと眠り続け、おきてからも朦朧としていて、ほんの少しだけ宿題をやる。
きょうは寒いし、出かけたくなかったのだけど、食料が底を付いてしまったし、洗濯物もたまっているので仕方がなく出かける。
きょうの最高気温は4℃、最低気温は-1℃らしい。
真冬になったらどうなるんだろうね。



洗濯&買い物の途中。
この建物は、たぶん特別な建物というわけでもないと思うが、
なんか微妙に気になるかんじだねー


発作のように大量に作っている途中のポトフ。
ああ、これで5日間は晩飯を作らなくてもすむな。

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No.91: きょうはレッスン (2006.12.19)

きょう、1学期最後のレッスンが無事に終わる。
わーい、あしたからバカンスだ!

さっそく開放感、という感じで、帰りにBHVに行ってくる。
封筒やカード類、それから「となりのトトロ」フランス語版DVDの衝動買い、それから部屋の防音と備品の補修のために工具類などを買ってくる。
ああ、昨日と今日、ちょっと散財ぎみだなぁ・・・

こちら、食材は安いが、文具類や工具類、それから電気製品類はかなり高い。
日本の2倍(あるいはそれ以上)はするんじゃなかろか?
もともとこういうものの値段は高いのだろうが、この割高感は、最近のユーロの高さ(現在、1ユーロ=155円!)もかなり影響していると思う。

食材は安いが工業製品は高い、というのは、日本が工業国で、フランスが農業国だからかも。
ちなみに、芸術の都・パリの演奏会やバレエのチケット代は、日本よりだいぶ割安だ。



きょう買ってきたDVDと、封筒・カード類。
「となりのトトロ」は、「わたしの隣人、トトロ」という題名になっている。
う~ん・・・。まあ、そんなところか。
ちなみに、以前買った「千と千尋の神隠し」は、けっこう役に立った。
かなりものぐさなフランス語の勉強法。


ぼろいアパートとはいえ、やはり歴史ある建物には違いないので、
完全に現状復帰できるようにやるつもり。ベットやキッチンの痛み
も激しいので、それもついでに軽く補修する予定。こんな細かい
ことは、大家さんに頼むより、自分でやったほうが早くて楽そうだ。
いつ来るのかわからない、というか、ちゃんと来るのかどうかさえわ
からないフランス人を、予定を空けて待っているのはごめんだ。


きょうの晩飯。レトルト。ひとつのレトルト袋に、鶏の腿肉2本と
つけあわせの果物2個・・・つまり、2食分入っていた。うっかり
見過ごしてしまった、というよりは、「あ、入っちゃったけど、まあ
いいか」という経緯なのではなかろうかと、勝手に想像している。


これは、同じ銘柄のワイン。ラベルに注目!
これも、「まあ、いいか。」なのではなかろうか、と想像している。
でも最近、なんだか、そんなフランス人が好きになってきた。
いろいろやってくれるが、なんだかかわいくて憎めない。
きっと、悪気は全然ない。

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No.90: バレエのチケット (2006.12.18)

きょう、オペラ座(ガルニエの方)の近くのラーメン屋に、『7ユーロもするけど、ま、たまにはいいか。』と入ってしまうと、奥のほうのカウンター前の落ち着いた席に案内され、そこでゆっくりとくつろいで醤油ラーメン(鰹だしの効いたうまいスープ!)を食べて、それでもまだ満腹にならなかったので、明太子おにぎりも追加注文して、『うわー、うまそう!』、と、食べようとした瞬間に、目が覚めてしまった・・・。
うー、夢とはいえ、明太子おにぎりが食べれなかったのは残念だなぁ。
そんなかんじで、きょうは目がさめてから、しばらくラーメンと明太子おにぎりを引きずったあと、バスティーユのオペラ座にチケットを買いに行く。

ぼくにとっては高い買い物なので、チケット売り場で、「もし良い席があったら、この日のチケットを買いたいです。」と、ぼくにしては強気に交渉。
最初に出してくれたのは2階席だったのだが、「いや、このあたりが欲しいです。」と座席表を指で差し、そして、2回目に出してくれたのは、なんとっ、ばーん、前から3列目の真ん中あたり! うはーっ、こんな間近で生のパリ・オペラ座バレエ団を見れるなんて!!

帰ってからもしばらく興奮気味で、チケットを出したり、しまったり、しばらく練習が手につかない。途中から、こんなことではいけない、と、必死に練習するが・・・

晩飯には、とうとう我慢しきれずに、日本から送ってもらったインスタントラーメン(最後の一個!)に手をつけてしまう。



こんな朝早く外出するのは、ぼくにしてはめずらしいなぁ。
バスティーユへの行きがけの花屋さん。クリスマス・ツリー販売中。


ああ、着きました。(うちから歩いて10分弱)

これこれ! コッペリア。 ・・・ちなみに、「コッペリア」というのは、人間のような動きをするぜんまい仕掛けの人形(女の子)の名前。
このバレエは、コッペリアという人形に男が恋をしてしまい、男の恋人がやきもちを焼き、いろいろ騒ぎがおこる・・・というようなお話。
このぜんまい仕掛けの人形、たぶん「オートマタ」という種類の人形だと思うが、このオートマタ、サンルイ島で本物を見た。(すごく高価だった) 動いているところも見たが、独特のオーラを放っていて、気味が悪いくらい人間に似た動きをしている。
このバレエでは、バレリーナが「人間のような動きをする人形」を演じたり、さらには「人形になりすましている人間(←男の恋人がコッペリアになりすます)」を演じたりする。(身体表現って、すごい!)
(ちなみに、このポスター、よく見ると、肩の辺りに鍵穴みたいなのが付いていて、人形を象徴している。)



うれしー!
 当日、風邪引かないようにしなきゃ。

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