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No.59: 休憩 (2006.11.17)

昨日、オペラ界隈からの帰りの地下鉄で急に背中が痛くなってきたのだが、きょう、ますます痛みが強くなって腕が上がらなくなる。胃腸も痛い。
ああ、これはきっと体がイエロー・カード出してるんだな、と思って、きょうは予定していた美術館も、洗濯もやめにして、部屋でゆっくり過ごす。
のんびり練習したり、掃除機かけたり、ネットでリコーダーの先生情報を収集したり・・・。
しかし、ADSL、いつになったら開通するんだろうね?
けっきょく帰国までつながらなかったりして・・・

きょう、日本の家族から小包が届く。
衣類、タオルのほか、インスタントラーメンも!



家に置いてあった掃除機。
こんな小さな部屋に無意味なほどハイパワー。
ごつくて重いが、かなり使いやすい。


上蓋をガチャンと開けると、いろいろフル装備!
どれも、おまけチックな小ぎれいな物でなく、ごつい。
合理主義に徹していて、この無骨さがかえってクールだ。


パンを買いに行くと、いくつかの店がさりげなくクリスマスモードになっている。
どこも落ち着いた控えめな感じで、「静かなクリスマス」な感じだ。



また買ってしまいました。たぶん、さくらんぼのタルトだと思う。
これは、安くて、大きくて、うまいので、前にも買ったことがある。
けっこう繊細な食べ物のようで、買ってからすぐに食べないと味が
落ちてしまう。(果実の周りが水っぽくなって、食感が損なわれる。)

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No.58: オペラ界隈 (2006.11.16)

きょうは、バカンスで日本に一時帰国している夢を見た。
(ちなみに、実際は一時帰国の予定はない。)
実家に寄っていて、フランスに戻るために荷造りをしているシーンだった。
母に、「このラーメンと雑巾、もらっていっていい?」と聞くと、「いいよ」と言ったので、ボストンバックの中に インスタント・ラーメンと 新しいきれいな雑巾をいっぱいつめて、空港に向う準備をしていた。なんだかとても嬉しかった・・・。
目が覚めてから、なんでインスタントラーメンと雑巾なのかねえ、と思う。
まあ、実際に、インスタントラーメンと雑巾が欲しいなぁ、と思っていたことは事実だけど。

きょうは、日が暮れるまで練習したあと、オペラ近辺にある「ジュンク堂」という本屋に出かける。日本の生徒さんが教えてくれたおもしろそうな雑誌が欲しかったのと、フランス語文
法書の別売りCDが欲しかったからだ。
ジュンク堂に入ると、店員がチラッとこちらの顔を見て「いらっしゃいませ」と日本語で言う。客は、日本人とフランス人と半々くらいか。
CDは手に入らなかったのだが、雑誌は手に入る。雑誌は建築関係のものらしく、今月号はパリの特集をしている。
旅行ガイドには載っていないようなおもしろいところが載っている。

そのあと、ついでにオペラの近くの「MONOPRIX」へ。
ウチの近くの「MONOPRIX」よりも大きく、品揃えも多く、全体にやや高級志向にシフトしている感じだ。
ハーブの種類も多く、タイムも置いてあった。うまそうなレトルト食品もいろいろある。
きょうはなんだか胃が痛いので、消化のよさそうなうまそうなレトルトを2日分買ってくる。

店内で、日本語の会話をよく耳にする。日本人客、かなり多そうだ。
レジで、高そうな毛皮を着てアクセサリーで着飾ったギャル風の日本人が前に並んでいた。レジ店員が「ボン・ソワール」と言っても無視している。店員がレジ打ちしても、何もせずにふんぞり返っていて、けっきょく店員が袋詰めまでやっている。支払いは、ブランドっぽいでっかい財布を出して、高額紙幣で支払っている。
・・・う~む、同じ日本人ながら、なかなかアッパレなヤツである。
もし、ぼくが全身ブランド品で装備して、何もせずにふんぞり返っていたら、やっぱり袋詰めしてくれるだろうか?(たぶんしてくれないな・・・)



昨日のワイン店。
「ボージョレヌーボーが到着しました!」の看板。
きょうがボージョレヌーボー解禁の日らしい。


ジュンク堂。中はほとんどが和書。店員も日本語をしゃべる。
「万引きは犯罪です。見つけ次第、直ちに警察に通報します。」と
日本語の張り紙。パリの中で日本にいるような変な錯覚をする。
(ちなみにきょうはずっと雨)


レトルト2種類とタイム。一番右は2.6ユーロ(\390)
真ん中の白身魚とパスタみたいなのは、値札が付いて
なかったのだが、うちに帰ってレシートを見てびっくり!
なんと、6.3ユーロ(\950)もする! ・・・しまった。


6.3ユーロのレトルト、白身魚でなくてホタテだった!
ソースは、かすかな酸味と甘みがあるドレッシング
のようなさっぱりした味で、濃厚なコクのあるホタテ
と絶妙のコンビネーション。手抜きをするつもりだっ
たのが、逆になんだか「ご馳走」になってしまう。

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No.57: ワイン (2006.11.15)

練習したあと、フランス語学校に行く前にパンを買いに行く。

ついでに、通りがかりのワイン店に入ってみた。
ワイン店で「ハーフボトルありますか?」と聞くと、「ここですよ。」とカウンターの中の棚を指差す。いろいろあってよくわからないので、「赤ワインを3ユーロか4ユーロぐらいで、ぼくのために選んでくれませんか?」と聞くと、「これはいいワインですよ。2003年のどこどこので・・・」と説明してくれて、3ユーロ台のを1本薦めてくれたので、それを買う。
3ユーロちょっとのワインを丁寧に包んで渡してくれて、とても感じがよいお店だった。

それで、つい調子に乗って、ついでにチーズ屋さんにも入ってしまい、カマンベールも一つ買ってきた。ここも感じがよかった。
(専門店の店員は、概して感じがよいようだ。いやいや面倒くさそうに仕事をやっている雰囲気がない。)

フランス語学校、早めに行って、クラスを変えてくれないか聞いてみるが、たらいまわしになり、最後はもう面倒になってくる。時間になったのでレッスンを受けてきたが、やっぱりついていけない。・・・ややヘコむ。

帰ってきて、ワインを開けたら、きれいな色をした、まろやかな口当たりのワインだった。
チーズはスーパーより高かったが、やはりうまかった。
ちょっとハッピーな気分になり、ワインをいつもより少し多めに飲んでしまう。



ここでワインを買う。
なんだかんだいって、こちらの希望、ちゃんと通じてるじゃないか。
『フランス語、すごい下手だけど、下手なりにやっていけるのなら
もうそれでいいじゃないか。』と、うまいワインを飲みながら思う。


チーズ屋さん。チーズ、臭いがうまい! しかし、この臭さ、
やみつきになるかも??? そういえば、この臭さ、漬物の
臭さの感じと似ているかも。 そういえば、お店の雰囲気も、
日本の漬物の老舗に似たオーラを発している気もする。。。

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No.56: 寝坊 (2006.11.14)

きょうのレッスンは12時からだったのだが・・・目が覚めたのは、なんと12時!!
激しく寝坊してしまう。目覚ましのタイマーはちゃんとONになっている。鳴っているのに気がつかなかったのだろうか?
電話するべきか迷ったが、それより、とにかく先生が帰ってしまう前に顔だけ見せて謝りに行こう、と出かける。

学校について、先生に「すみません。遅刻しました。」というと、何も言わずにに、にやっとしただけで、レッスンしてくださった。
ちゃんと仕上がらなかったエチュード、「これは難しかったです。」とかなんとか言い訳しながら吹くと、「これは確かに難しいよ。よく練習してあるよ。」と言ってくださる。
・・・ああ、よかった。

そのあと、室内楽のリハーサルに。
こちらも時間不足できっちり練習できておらず、ほかのメンバーにはちょっと申し訳なかったが、来週までにはきちんと仕上げていこう。

ところで、いま、リコーダーの先生を探している。
日本には、リコーダー専門の先生がほとんどおらず、こちらにはたくさんいるかもしれない、と思ったのだが、やはりこちらもリコーダーの専門の先生は少ないようだ。
こちらの滞在の件でいろいろお世話になっているKさんが、親切にも探すお手伝いをしてくださり、2人の先生が見つかる。
コンセルバトワール、それから楽器博物館にいるようだ。
電話番号も調べてくださったのだが、ぼくの語学能力で交渉することは無理なので、先生がいらっしゃる日を調べて、直接突撃しようかとたくらんでいる。
突然現れた変なフランス語の外国人をみてくれるかどうかわからないけれど、おそらく本場のリコーダーの先生に習う機会は今しかないし、ダメもとでやってみる価値はありそうだ。



学校帰りのサンルイ島。木々の葉が、黄色・・・というよりは金色!
セーヌ川にも、金色の葉がきらきらと光りながら流れていく。


話は変わるが、最近、頻繁に 足を踏み外したり ころんだりする。
(派手にひっくり返ると、フランス人、立ち止まってしばらく様子を見ている。声をかけてきたりはしないが、一応は心配してくれているようだ。)
あまりによくころぶので、どこかおかしいんじゃないかと思ったりしたが、原因がわかった。靴の裏が完全にすりへって、つるつるになっている。
この靴、パリでもリペア可能かどうかわからないが、どちらにしてもこのペースで靴底が減ってしまったらえらい費用がかかりそうだ。

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