こんにちは。フルート奏者の宇佐美 敦博です。
演奏活動を始めたころは、現代美術とのコラボレーションをしたり、ちょっと独自な感じのコンサートをやっていました。
リサイタルで委嘱作品の初演をしたこともありました。
いまの時代の匂いを感じるような、今を生きている人たちと共感できるような、新しいものを作りたかったのです。
その後、パリに留学して、帰国してからは、自然にフランス音楽を演奏する機会が多くなりました。
2018年には、ピアニストの娘と「フランス・フルート名曲集」というCDアルバムも出したので、いまはフランス音楽を演奏しているフルーティストというイメージが強いかもしれません。
自分にとってフランス音楽は、とても身近で親しみを感じている音楽です。でも、フランス以外の、バッハやモーツァルトやシューベルトの音楽も、深い愛情と共感を持って演奏していることにはかわりありません。
作曲家への共感を、演奏を聴いてくださる「今を生きている人たち」とシェアしたい。いつもそう思いながら演奏しています。
宇佐美 敦博
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