◆ パリ26日目 (2006.10.15) ◆
宿題のエチュード、『まあ、1週間あれば余裕で仕上がるだろう』と思っていたが、かなりてこずる。いまだに形にならず、あせり始める。
きのう、ヴォージュ広場~フラン・ブルジョア通りを通って無印良品まで歩いたが、その無印良品の近くに「国立古文書館」という地味な外観の建物があった。(ロココ様式の部屋が保存されているらしい)
『こんな地味っぽいところなら観光客も少なかろう』と思って、きょう行くつもりだったのだが、『レッスンも近くなってきたし、そんな悠長なことをしている場合ではない』と思って、部屋にこもってエチュードを練習していたけど・・・ ん~、これじゃあ日本にいるとのぜんぜん変わらないなぁ・・・、と、けっきょ出かけてしまった。
いざ行ってみると、今日はここの博物館の何かのフェスティバルとかで、無料で開館している。何かのボディーチェックを受けて中に入ると、何やら長蛇の列。
きのう閉まっていた扉、開いている。外で「今日は無料」のチラシを配っている。
入ってみると長蛇の列。ここ最後尾。あてが外れる。
時代衣装を着て人たちがうろうろ。見てて楽しい。
見物しながら並ぶことにする。
なんだかサマになっていたお二人。
館内に入ると、マリー・アントワネット展のほか、いろいろなイベントが開催されている。
マリー・アントワネットの手紙や関連書籍がたくさん展示されてる。
美しい筆記体の手書きの文書がたくさん。(残念ながら読めないが。)
とりあえず、ロココ様式の部屋を探すと・・・ああ、ありました!
時代衣装を着たマダムたちがお茶を飲んでいたり、さらにはなんとっ!
となりの部屋でバロックダンスの公演が始まる!
しかも、チェンバロ&トラベルソ・リコーダー・バクバイプの演奏で!
あー、あったあった!
うわー、ほんものだ!
うわー、ぜんぶ手彫りだ!(たぶん)
マダムたちがすましてお茶をしている。まるでオペラの一場面のようだ。
となりのへやで、バロックダンスが始まる! \(^▽^)/
バグパイプでミュゼットをおどっている。
バグパイプって、こんなに繊細で美しい音がするのね。びっくり!
う~ん、ぼくも着てみたい・・・
ちなみに、チェンバロのお姉さん、フランス人形みたいに美しい。
そのダンスと演奏の軽やかで華やかで楽しいこと! 気難しさや堅苦しさは微塵もない。
ほんとうに楽しそうに軽やかに踊っている。演奏している。
お客さんも大いに楽しんでいて、大喝采!
そうそう、やっぱりダンスはこうでなくちゃ! 音楽はこうでなくちゃ!
けっきょく、そのバロックダンスを(同じ内容のものを)2公演も見て、なんともハッピーな気持ちで帰宅したのだった。
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