◆ パリ14日目 (2006.10.3) ◆
今日、学校へ初レッスンに行ってくる。
どうも人気の先生らしく、たくさんの生徒がおり、少ししか見てもらえなかったが、他の生徒のを見学したりする。(日本人はぼくだけ。)
フルートのL先生の音楽は、ほんとうに惚れ惚れするぐらい素晴らしい!
あー、こんな先生に見てもらえるなら幸せだ・・・と思ったのもつかの間。
先生いわく「生徒が多すぎて見れないので他の先生に移ってもらう。今晩その件で電話するので、電話番号を全員書いていってください。」
一人の中国人が「ノン!ノン!ノン!」とすごい剣幕で訴え始める。・・・つ、つよい。
たぶん、間違いなく押しの強さでは絶対にかなわない。
電話で説得するのも、ぼくの語学力では絶望的だ。
そこで、「私はフランス語が駄目です。私は先月フランスに来たばかりです。私は聞いたり話したりすることがうまくできません。でも、私は書いたり読んだりはできます。もし電話でうまく話せなかったら、私はあなたにメールを送りたいです。」と頼むと、メアドを教えてくれる。
フルートのレッスンと室内楽の登録までの空き時間(5時間もあった)、サン・ラザール駅の近くにあるらしい楽譜屋さんまで子供用の楽典の本を買いに行く。
なんと言ったって、ト音記号・四分音符・○小節目・○拍め・・・等々の、初歩的な楽語のフランス語がわからないので、子供用の楽典ドリルが最適かと思って。
小さな学校だが、美しい。
サン・ラザール駅の地下鉄駅構内。おお、うつくしい。
サン・ラザール駅出口。おお、うつくしいい!
おお、管楽器屋だ。
おお、弦楽器屋だ。
おお、楽譜屋だ。
・・・という感じで、音楽関係の店が何件も立ち並んでいる。
(ちなみに、ここで子供用の楽典の本を書った)
学校に戻って室内楽の登録を済ませ、それから家へ帰って、つたない語学力をふりしぼってメールを書く。
「・・・私は、以前より先生の音楽を心より愛しています。もし尊敬する先生が私のレッスンをしていただけたなら、それは私の生涯にとってかけがえのない大きな喜びとなるでしょう」みたいなかんじで必死で書いて、さらに、アパートの賃貸の件でお世話になっているKさんのところに走って「私事で恐縮ですが・・・」と頼んで、変なところをちょっと手直ししていただいて、いざメールを送信しようとするとフランス語特有の文字が激しい文字化けをして送れず、いろいろパソコンの設定を変えてみるがどうにもならず、そこで急いで「YAHOO!
France」でフランス語フリーメールを作って(←われながらよくやった)、やっとの思いでメールを出すと・・・
な、なんと!!
10分後に「私はあなたを私のクラスの生徒にえらびます。」とのお返事が!!!
やったーー\(^▽^)/
怒涛のメール騒動が終わった後、ぺこぺこに腹が減っていることに気づき、きのうの96円でかったパスタソースらしきものを開けてみると・・・ な、なんと!!
うえっ・・・
(あまりにも気持ち悪いので、小さい写真にしました。)
温めたら、なんだか悪臭が・・・ 味も見た目にたがわず、げろげろ。
(まったく食えませんでした。はらへった。)
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