Kawasaki Balius(ZR250-A5)


the engine displacement : 249cc
engine type : water cool 4-stroke parallel 4-cylinder DOHC 16-valve
peak power : 40ps/15000rpm
max torque : 2.4kg-m/10000rpm
seat height : 745mm
tank capacity : 15.0 liter(reserve 3.8liter)
minimum turning : 2.6m
brake : F,R/single disk
tire : F:110/70-17 54H R:140/70-17 66H
ignition type : sell starter
suspension : F/telescopic R/swing arm/uni track (single)
transmission : 6-speed (2.600/1.789/1.409/1.160/1.000/0.892)
max speed : 177km/h[meter reading, Chuo motorway(Takao)]

ハイレスポンスで信頼あるPower Unit ジャストサイズと優れた操縦性を発揮するFrame
感じるままに自在に操れるシティ・ランナバウトとして、シャープな走りの可能性を追い求めたバリオス。そのパワーユニットには信頼性に優れ、高いパフォーマンスを誇る水冷DOHC16バルブインライン4エンジンを選んだ。俊敏な加速と高速の伸び味、とりわけ全ての回転域から切れ味鋭く加速できる出力特性が特徴だ。ハイレスポンスを得るために4連装したダウンドラフトキャブレターCVKD30。吸気側にレイアウトした低速よりのカム。それらを装備することで得たパワーフィールは実にパワフルである。スロットルを開ければ低回転域から高回転域まで滑らかに回り、最高出力40psを発揮して15000rpmまで一直線に駆け昇る。またクランクシャフトのフライホイールマスを大きくすることでイージーなスタート&ダッシュを可能にし、頻繁なクラッチ操作にもスムーズに追随。この超感覚の心臓が、新次元の走りをもたらす。 バリオスのフレームには前後一体式の高剛性ダブルクレードルフレームを採用。卓越した技術と思想によって、繊細な質感と骨太な剛性感を併せ持つ。メインパイプにはφ38mmの高張力鋼丸パイプを使用し、スリムで端正なボディをしなやかにホールドしている。また75mm×32mmの角形アルミ製のスイングアームの採用によって、高剛性と軽快な走りを両立させる絶妙なバランスフィーリングを獲得。走りに感情を持たせたしなやかな車体感覚はライダーの意のままに未知の領域に誘う。
しなやかな足回りを構成するSuspension 強力で扱いやすいBrake
シティ・ランナバウトに必要なフットワークは、刻々と変化する街の状況に応じて対応する俊敏な反射神経を身につけること。その使命のもとにバリオスには、クイックなレスポンスに応え、スムーズな動きで次々とそれをクリアしていくサスペンションが搭載された。まずフロントには高い操縦安定性とシャープなハンドリングをもたらすφ39mmの大径インナーチューブを使った高剛性フロントフォークを。またリヤには優れた路面追従性を誇るユニ・トラックサスペンションをコンビネーションで採用。軽やかな中にも味わい深いフットワークを醸しだし、夢幻の世界へと誘う。 バリオスに搭載されたブレーキングシステムは、自在にスポーツランを楽しみ、ライダーの意志をストレートに表現するための繊細で高感度な制動装置。それは高性能と信頼性を与えつつ、熟成したブレーキフィールをもたらす。フロントブレーキにはφ300mm(外径)の大径フローティングディスクプレートを装着。しかもキャリパーには2ポットのピンスライドタイプを採用することにより、ハードな条件下でも信頼度の高い安定した制動力をもたらす。またリヤにはφ230mm(外径)というフロントとバランスさせた大径ディスクプレートを採用。確実な制動力とシャープな効き味を獲得した。高速制動での安定感から微妙なタッチのブレーキングまで、強力でコントローラブルなストッピングパワーを届ける。
優れたロードグリップで軽快な走りを支えるTire&Wheel 強力で扱いやすいBrake
路面状況を的確にライダーに伝えアクティブに追随する信頼の足回り。ほんのわずかな路面の違いをも嗅ぎ分けるセンサーを持っているかのようなバリオスのフットワークは、高性能サスペンションのせいばかりではない。まずシャープで切れの良さを支えるためにアルミ製トリプルスポークホイールを採用。軽量化と高剛性を両立しバネ下重量軽減による軽快なハンドリングを実現している。またタイヤには前後とも17インチを装着。フロント110/70-17、リヤ140/70-17の高性能扁平タイヤを選択することによって、確実にアスファルトロードをグリップ。沸き上がる力は、このタイヤ&ホイールによって伝達される。 バリオスに搭載されたブレーキングシステムは、自在にスポーツランを楽しみ、ライダーの意志をストレートに表現するための繊細で高感度な制動装置。それは高性能と信頼性を与えつつ、熟成したブレーキフィールをもたらす。フロントブレーキにはφ300mm(外径)の大径フローティングディスクプレートを装着。しかもキャリパーには2ポットのピンスライドタイプを採用することにより、ハードな条件下でも信頼度の高い安定した制動力をもたらす。またリヤにはφ230mm(外径)というフロントとバランスさせた大径ディスクプレートを採用。確実な制動力とシャープな効き味を獲得した。高速制動での安定感から微妙なタッチのブレーキングまで、強力でコントローラブルなストッピングパワーを届ける。

>>Impresson&History
自分なりのインプレと歩みを適当に書いてみました。'00前半に書いたものなので多少考えが変わってるかも。
エンジン特性
自主規制前45ps仕様に比べA5の方が少しマイルドな特性になったらしい。「ジャジャ馬」的な感じがないそうだ。
自身、平地を走っているとこのバイクにはパワーバンドがあるのだろうか?と思うことがあった。「ガァー」とリヤタイヤを蹴り出すような感覚が希薄だ。超ショートストローク4発250のネガと言ってしまえばそれまでだが。
しかし逆にみれば初心者にはうってつけである。急激なトルクの上昇が無いので安心感があり、走りやすい。

■ハンドリング
足つきの良さは250ネイキッドNo.1だし、乾燥重量も141kgと軽く取り回しに全く問題がない。ハンドリングの落ち着きの無さは市街地の轍などで気になることがあるが、取り立てて悪いということはない。これがタイトなワインディングでは軽快感となり、スイスイ曲がるのだ。切れ込みすぎて怖くなることもある。もちろん尋常でないスピードでコーナーに飛び込めば別だが。
ハンドル回りはポジションが低すぎず高すぎずで丁度良く、交換していない。ただグリップの滑り止めが摩耗で減ってきているのが少し気にかかるところだ。ステムボルトが震動で緩んできたことがあったが、ショップで締めてもらった。アクスルシャフトは事故の時曲がっている疑いがあったので交換してもらった。アンダーブラケット、フロントフェンダーも同様。

■サスペンション
フロントは元々柔らかめに設定されている(らしい←私は別にさほど気にならないのだが・・)。これはフォークオイルの粘度をあげてやることで解消される(らしい)。走行15000kmくらいの頃、一度フォークオイルの交換をやったのだが、その時は、メーカー推奨粘度のものを使用したのでそれは解消されるのかはわからない。ただスムーズにストロークするようになった(ような気がした(笑))。その後事故でインナーチューブが曲がったのでその時にシール類、オイルなどを交換した。
リヤサスペンションはガス封入式の一体型なので整備といえばストローク部分の注油ぐらいである。セッティングを変えようとしたことがあったが固着していて無理に変えるのは危険だなと判断し特にいじってはいない。最近は峠走りをしていないのでダンパーの効き具合がよくわからないのだが街乗りで段差を乗り越えるときなど以前よりも緩衝していないように感じる。ヘタリが出ているのかもしれない。00年5月頃椿で感触を診てみたが全開に近いペースで走っても不安で走れないということがなかったのでまだイケルと考えている。

■メーター
メーターカバーは走りゴケしたときに大きな傷がついたが、動作に不具合はないので交換していない。メーターランプは30000kmを過ぎたあたりから1つ1つ切れ始め、今では1つも点かない。
夜は全くと言っていいほど見えなくなるがそんなに飛ばさないので問題ない。しかし整備不良となるので昼間しか走っていないということにしよう(笑)。

■制動装置
ブレーキについて、フロントはシングルディスクの宿命なので仕方ないが、くそ握りでもロックすることはほとんどない。したがって自然とABSのような効果をもたらし、自分では気に入っている。
それ故なのか、ブレーキパッドの減りが異常に遅く、48000km走った時点で今のモノが2枚目!
これは免許取り立ての頃、Fブレーキを殆ど使わず、リヤブレーキだけで制動していたためで(今考えるとゾッとするのだがゆっくり走っていたのだろう)これによってFブレーキのピストンが固着しかけたような状態になり、パッドをローターに押しつける力自体がかかっていなかったと思われる。現在のパッドはデイトナシンタードパッドである。リヤは5枚くらいは換えていると思う。 
中でもデイトナのハイパーパッドは印象に残っている。なぜならわずか2000km程度で全く山がなくなってしまったからだ。ついでに全く効かない。そしてかなり安い。安いモノは避けた方が賢明。3枚目からはデイトナのシンタードパッドを使っている。これは耐久性もいいし、効きもリヤブレーキとしては及第点で十分ロックするので他はつかっていない。リヤブレーキは咄嗟の時に強くかけてしまいがちなのでバリオスぐらいが丁度いいと思っている。メッシュホースのような効きの立ち上がりも不要なので付けていない。以前CB-SFに乗ったことがあるが、これは効きが強烈で、転倒してしまったことがあった。友人の友人のバイクだったのでかなり慌て、そして出費も大きかった(泣)。
ブレーキレバーは走行右転倒で一度折ったことがあるぐらいだ。
Fブレーキマスターシリンダーはメッシュホースとともに交換した。メッシュホースはEARL'S、マスターシリンダーはNISSIN。NAP'S横浜店でセール中に交換。確かマスターが9800円。メッシュホースは4500円ぐらいだったかな?工賃込みで2万円弱ほど。メッシュホースは走りゴケしたときにマスター側のボルトに亀裂が入り、ウメダで換えてもらった。工賃込みで7000円ぐらいだったと記憶している。

■クラッチ
中排気量だけに軽くて扱いやすい。クラッチレバーはこれまでに3度ほど交換している。事故で1回、立ちゴケで1回、転倒で1回。

■ガソリンタンク
タンク容量はカタログ値では15liter。うちリザーブが3.8literとなっているが、これはあてにしていない。
某バイク乗りから聞いたのだが、リザーブの仕組みはタンクが2重構造になっているわけではなくて、ガソリンタンクの油面の高いところにメインのガソリン吸入口、それより低いところにリザーブのガソリン吸入口があるという構造になっているらしい。走行しているときはブレーキや加速、右左折等による車体の傾きによって常にタンク内の油面の高さが変化しているのでメインのままにしておいても11.2liter以上消費してしまっているということがありえる。(わかるかなぁ?)だからプスプスと吹けなくなってきてからリザーブに変えたときに既に12literぐらい消費しているかもしれないのだ。なおかつバリオスのタンク形状の悪さから15liter分全てを消費できない場合があるらしい。

■燃費
オーナーによって個人差(個体差)があるようだが、まず自分の場合、乗り始めた頃は教習車のCB-SFに比べて排気音の大きさと、まだ慣れていないということもあって、走行時の回転数は良く回して10000rpm、平均では7000〜8000rpm位で走っていた。この頃の燃費は20〜23km/liter。満タンでリザーブまでの航続距離が250km程度。
慣れてきてからキビキビ走るようになり、10000〜13000rpmを平均的に使うようになると、燃費は17〜18km/liter。同航続距離が200km前後。
そして最近の燃費はフリクションロスが増えたのか11000rpm近辺を使っているのだが16〜17 km/liter。
そして高速道路での燃費だが、バリオスの場合6速8000rpmで80km/h、10000rpmで100km/h程度となる。法定速度で6速ホールドで走ると燃費は23km/liter位となる。こんなスピードで走っていれば高速道路を走る意味が無くなるので当然これ以上のスピードで走ることになる。あくまで仮定の話だが、平均140km/h以上で巡航していると回転域は12500〜14500rpm位となり、常にパワーバンドで走っていることになる。こうなると燃費は急激に下がり、13〜14 km/liter位になってしまう。給油の仕方が悪いとリザーブまでの航続距離は160km程になり焦ることになるので注意しよう。高速道路でのガス欠は命取りとなるからだ。

■冷却系
LLCはNAP'Sで売ってる一番安いやつを使っている。後ろに(有)アンソーって書いてあるやつ。
希釈せずにそのまま使えるし、オーバーヒートしたこともないので継続して使っている。ただ夏場の炎天下で渋滞にハマって身動きがとれなくなると、水温警告灯が点灯し、かなり焦るので注意!すり抜けができれば特に問題ない。そしてこれも夏場だがファンが回りっぱなしのような状況で乗り続けていると、いつの間にかリザーバタンクにLLC液がLower以下になることがあるのでこの時期は特にこまめにチェックしたほうが良い。最近L-CON COOLANTというやつに変えてみようと思い先日購入した。特に変化は無いと思うが。

■ホーン   
音は純正なので安っぽいし、気づいてもらえないほど小さい。
ホーンスイッチは購入して2年ぐらい経った頃、いつの間にかとれてなくなっていた。いつも停めてあるところに、とれたスイッチのかけらが落ちていたので直そうとしたが自力では無理だった。基本的にバイクに乗っているとホーンを使うことがないのでそのままにしている。(というかその後即修理したと言っておこう!)しかしながらホーンの必要性を一度だけ感じたことがある。
真後ろにいるバイクが見えない大型バスがバックしてきた時だ。このときは焦った・・。

■ミラー
ミラーは左右ともmotofizzかどっかの、バイク用品屋で売っているAZミラーを使用している。
バリオスの純正ミラーは丸形なのだが、他のバイクに比べてそのポジションが高いのか非常に見やすく、しかも腕の映り込みが少ないので気に入っていたのだが、転倒したときにミラー部分だけもげてしまい、純正パーツを取り寄せるのも面倒だったのでAZミラーになってしまった。ただ今後機会があればまたつけてみたいと思っている。後方視界の確保は、高速道路やバイパスなどで怪しげな車にロックオンされる確率をぐっと減らすし。

■外観
購入当初、あまりの輝きの美しさとスタイリングの良さに惹かれただけに、ある程度はワックスをかけたりしていた。しかし如何せん雨ざらしなので汚れが付きやすく、毎日のように乗っているので雨天走行もしょっちゅうで洗車が疎かになり、みるみる汚くなっていった。立ちゴケによる傷やもののはずみによる傷もあっていつからか外観の手入れはあまりしなくなった。
基本的にバイクとかクルマは眺めるモノ、眺められるモノではないという考えなので、これでいいと思っている。世の中にはカルナバロウのワックスで念入りに磨き、その姿に喜びを覚え、擦り傷に発狂する人種がいるようだが全く理解できない。まあ考えは人それぞれだが・・。

■アクセルワイヤー
バリオスの場合、アクセル自体が元来他車に比べて重い。
自分の場合、あそびが殆ど無いように調整しているのもあるのかもしれない。アクセルワイヤーにはオープンとクローズがあり、名前の通りオープンがキャブを開き、クローズが閉じる力の掛かるワイヤーである。
私はクローズ側1回、オープン側1回ケーブルが突然切れたことがある。

■クラッチワイヤー
クラッチワイヤーは最初はノーマル。購入して2年後位に、元バリオス乗りの友人からキタコかどこかの赤クラッチワイヤーをただで付けてもらった。これは耐久性がいいらしくまだ切れていない。予備として元々ついていたケーブルを車載しているのでこれはいつ切れても安心である。バリオスは小排気量なのでクラッチは非常に軽い。なおかつ調整機構が付いている。こういうことも女性ライダーが多い要因だろう。
ブレーキペダルは転倒しても破損することはなかったので、スパナなどで直してそのまま乗っている。ただステップがノーマルなのでワインディングではリヤブレーキの使い方が難しく苦労する。
エンジン。
まだ慣らしが終わっていないこともあって1000kmまでは上限は8000rpm。そしてオイル交換。それ以降2000kmまで徐々に回転数を上げていき、10000rpm。2000km以降は上限なしで乗っている。もともと機関系はメカノイズが多いので購入当初から気にしていない。35000kmを過ぎたあたりからエンジンヘッドのシール部分からオイルが滲んでくるようになった。

■エアクリーナー
エアクリーナー。エアクリーナーボックスはタンクを外すと以外と簡単に中を見ることができる。ただネジの場所が取り外しにくい所にあるのでメガネとスパナの他にエクステンションのあるソケットレンチが無いと辛いかも知れない。ボックスのカバーを外すと、エレメントのスポンジが詰まっているのでこれを灯油などでもみ洗いして埃のないところで陰干しし、エンジンオイルなどを適量しみこませて元に戻せばエアクリーナーのメンテは終わりである。湿式なので定期的に交換しなければならないということがなく、私にとってはうれしい。スポンジを戻す前に樹脂製のボックス内部をウェスなどできれいに拭いておくといいだろう。

■ヘッドライト
ヘッドライトは購入時から一度も換えていない。一度も切れていないというのが理由だが、ノーマルだからといって光量・照射範囲が不足しているとも感じていないので、切れない限りハイパフォーマンスバルブなどへの交換も予定していない。最近のバイクは常時点灯式なのでライトスイッチ取り付けを考えたことがあったが、北海道ツーリングの時に過充電になったことがあり、またスイッチの入切でバルブに負担がかかるとのことからやめた。バルブに負担をかけない減光キットというものもあるが高価で、特に必要性を感じないのでつけていない。ヘッドライトの光軸調整は、車検のあるバイクではそのときに修正するものなのだが、250ccのバイクの場合、車検がないので購入以来行っていない。

■スパークプラグ
プラグ交換は今までに3回ほど交換している。交換は12000km、28000km、35000km、48000kmで交換。
メーカー推奨の交換時期は気にしていないが、パワー不足を感じたり、フケが悪くなったと思った時に財布と相談し交換した。交換時に見る限りではカブリ気味でも焼け気味でもないので番数を変えていない。NGKのノーマルのプラグを使っている。プラチナ電極のものなど耐摩耗性が高く、火花の飛びもいいものがあるが敢えて使わない。というかただ単にそんなに変わらないだろうという個人的な見解によるものだ。
スピリットファイヤーというV字型に電極が出ているものがあるが製品の品質にばらつきがあり、はずれるとあまりに火花がすごくてシリンダー・ピストンを痛めるという噂を聞いたので変えようと思ったがやめた。
プラグコードは交換しようと思うのだがいまだに手をつけていない。電気系のトラブルは厄介なので店任せにすることにしている。

■ステップ
ステッププレートは転倒時に右側の六角ボルト留めの上側が、亀裂が入って1つのボルトで固定しているような状態になっている。しかしスタンディングでも折れる気配がないのでそのまま使用している。左側はすり抜け中に仮設ガードレールのコンクリートにヒットしてもげた(笑)。これは取り寄せで交換。あえてノーマル。理由はここ。ステッププレートは1つ3500円くらいだったのでロングツーリングの前には右側も交換する予定である。

■タイヤ
タイヤは、OEM前後ともbridgestoneBT35だった(BT45の前の銘柄)。このOEMタイヤは、耐久性はいいのだが、グリップは最悪。雨の日は走れたもんじゃないという感じだった。交換は最初は訳も分からず、フロントがあまり減っていないのにも関わらず前後交換した。
銘柄は同社BT39。
BT35よりグリップが格段に良く、フロントは18000km、リヤは13000kmぐらいは不満なくグリップするので気に入ってそのまま使い続けている。ただフロントは14000kmぐらいを越えると摩耗によりハンドリングに悪影響を与える。BT39よりクリップの良いレースタイプのタイヤとして同社BT96やDUNLOP GPR-70などがあるがこれは装着しない。もちろんワインディングでは絶大な安心感を得られるがツーリングにも使うとなるとコストパフォーマンスが悪すぎる。しかも私の場合基本的にノーマルだからステップを擦るようなバンク角でもBT39で充分グリップしてくれる。それ以上倒し込むとスリップの兆しが見え始めるので今のままで丁度良いのである。さらにハイグリップタイヤによって走りがタイヤに依存する可能性もある。腕が上がったと過信してしまう可能性があるということ。BT39と同グリップレベルのDUNLOP GT501を履かないのはグラフィックパターンの好みである。
その後はリヤ2回に対してフロント1回のペースで交換している。これまでにリヤ5回、フロント3回交換している。タイヤ交換は信頼度の高い板橋区・二輪タイヤ専門店「テクニタップ」で全て行っている。
ここは価格も安く、二輪タイヤ専門店なので信頼している。絶対お勧めである。タイヤ交換なんて多くても半年に1回ぐらいだが3度目か4度目に行った時に少額ながら割引してくれたのは嬉しかった。こういう細かい気配りは他の店も見習ってほしいものである。
タイヤ交換で余談だが、交換した直後はワックスがまだ残っており非常に滑りやすい。発進する時、ホイルスピンするほどだ。交換した後、バンク角は徐々に深めていくようにしたほうがよい。でないと…。

■車載工具
車載工具は購入したときに新古車ということもあって、すべて揃っていた。車載工具の中で特に重要なのはプラグレンチ。これがないとタンクを外して作業をしなければならない。
あと六角レンチも持っていなかったのでブレーキメンテの時にはこれを使用している。
スパナは精度が低いのでお金に余裕があれば購入したいのだが、あまり使うこともないのでそのままにしてある。ここでお勧めしたいのがボルト類の締め具合である。普段はメガネやソケットレンチなどを使用するが、タンクやサイドカバーは緊急時に外すことが多いので、ここを締める時はゆるめに締めておくと精度の悪いスパナでも外せるのでお勧め。ただ加減に注意。緩すぎても震動ではずれてしまうので。
車載工具を入れる樹脂製の固い袋は、雨などで劣化しやすく破れて、いつの間にか工具が減っていることがあるので要注意。私はこれでドライバーや六角レンチを無くした(泣)。

■バッテリ
バッテリは購入以来これも一度も換えていない。メンテフリーのバッテリなので補水などの作業は不要だが、ターミナル部分の清掃、グリスアップは年に1度ぐらい行っている。
北海道ツーリングの時に過充電になったがそれ以外はノントラブル。そろそろ3年半が経つが、最近セルの回りが弱くなってきたので交換する予定である。ついでに余裕があればオルタネータの調子も診てもらおうと思っている。

■ウインカ
ウインカーは純正のモノが気に入っているのでそのままである。
他の車種を見ると純正のウインカーはやけに大きかったり、形が気に入らなかったりするので、個人的にはバリオスの隠れた良い点だと思う。転倒したときに自力で交換したが、交換は簡単である。リレーもいたって好調である。
ウインカー交換などは自分で行った。

■テールランプ付近(フェンダー、リフレクター含む)
購入してから2年位経ったころ、フェンダーの先にあるリフレクターの裏部分がタイヤと接触するほどずり下がってしまった。原因はフェンダーとテールカウルの下に隠れているフレーム部分とを固定してあるネジが緩んでとれてしまい、その結果フェンダー一式がずり下がってしまったのだった。ここを固定していたネジはもう既に無くなってしまっていた。とりあえずタイラップで止めておいたのだがフェンダーの重みに耐えきれず切れてしまう。松倉氏はネジを豊富にもっているので聞いてみると探してくれるとのこと。結局原付のナンバープレートを固定するようなネジで止めることにした。丁度いいサイズのものが2組あったのでそれをつけてもらう。それ以降はずり下がる様なことは一度もない。
テールランプ、ブレーキランプも購入以来、一度も切れたことがない。電気系のトラブルとはほぼ無縁だ。これはツーリングライダーにとって非常にありがたい。ただ、交換したことがないので、やり方がわからない。そろそろ切れてもおかしくないと思うのだが・・。

■バーエンド
よく転ぶライダーにとって一番ダメージを受けやすいのがバーエンドだ。しかしダメージを受けても特に問題はないので交換する必要はないといえばない。しかし私も幾分ダメージを受けたバーエンドがあまりに哀れで、どうせ換えるならと、ナップスで社外品を買うことにした。後から聞いた話だが、バーエンドというのはハンドルのバランサーの機能と振動を抑制する機能が備わっており、むやみに純正品以外を付けるとその機能が失われてしまい、ハンドリングに悪影響を与えたり、不快な振動が発生したりすることが稀にあるらしい。ちなみに私は貧乏性なので、かなり安めの純正色に近いシルバーを購入して、今もそれが付いている。特に不快な振動やハンドリングの変化などは見られないので影響はないようだ。純正のものはハンドルの端からマウント部に向かって+ドライバーのネジで留めるようになっている。私の場合、走りゴケで傷つけてしまったためにそのネジ山が完全に無くなってしまい、自力で外すのが難しかったので、購入したナップスでただで取り外し、取付をやってもらった。

■キャブレター
キャブレター等はイジるとロクなことがないという先入観がありツーリング先でのトラブルがあると厄介なのでいじらないようにしている。ボックス内部より4つの吸気口がみえるのでここでキャブレタークリーナー等を吹くだけにしている。ここ1年半ぐらい開けてもいないので汚れているかもしれない。今度実家に帰る機会があればやろうと思っているのだが・・。

■メンテナンススタンド
バリオスにはセンタースタンドがなく、さらにオプションでも付けられない(あったからといって付ける気はさらさらないが)ので、効率よくメンテするためにはメンテナンススタンドが欠かせない。NAP'S伊勢原でエトス製を確か5000円位で購入した。今でも使っている。

■エンジンオイル
交換は基本的に3000〜4000km毎に交換している。エレメントもほぼ毎回交換。
購入時の走行距離が300km強。1000kmを越えたあたりで1回。そのときはカワサキ純正オイルだったのだがそれ以降はcastrolXF-08(SJ規格・10W-40・半化学合成油)を使っている。理由としては友人のZZ-Rオーナーが使っていたのと、SJ規格の中では価格が一番安く、よくディスカウント店などで安売りしていることが多いからである。交換時のオイル量は2.6〜2.7g位なので4g缶2缶でオイル交換3回なので丁度良い。よく4輪用はクラッチが滑るからよくないという話を聞くがそれは二輪メーカーの陰謀だと思って気にしていない。こまめに交換するモノなのに純正品は高すぎる。XF-08のフィーリングとしてはギアが若干固めに感じたが、今では違和感はなくなっている。エレメントはカートリッジ式なので交換が容易。このエレメント、実はCB-SFと同じで、NAP'Sでは安いモノが大体いつも700〜800円で売っているのでほぼ毎回交換している。整備記録をとっていないのでわからないが、計算上では現在の走行が48000kmだから14〜15回交換していることになる。交換時に必ず緩めるドレインボルトは4回目位にメーカー不明のマグネット付きに換えた。それを使い始めて4回目位のオイル交換の時に、緩めようとしたらボルトの頭の部分がかなり劣化していたらしくねじ切ってしまった。幸い少し緩んだ状態でねじ切れたので指で回して何とか事なきを得た。たまたま新しいドレインボルトを買ってあったので助かった。そのときに付けたものを今でも使っている。次回の交換
で新しいものに換えようと思っている。

■チェンジペダル
バリオスのチェンジペダルはリンク式で、リンクしている棒が転倒すると曲がってしまう。これも工具などを使って直して乗っている。ただ長く乗るにつれてあそびが大きくなり、不意にシフトミスすることが多くなった。クラッチの切れが悪くなっているのも原因だろう。
そして最近は過激なフル加速するとクラッチが滑る時があり、少し心配ではあるが、そんなシチュエーションは滅多にないので特に気にしていない。

■シート
シート高はかなり低いので身長170cmの私にとっては低すぎる位である。どんな状況でも足がベッタリ着き、膝も曲がるので安心感は高い。背の低い女性でも気張らずに乗れると思う。体がしんどい時でも足つきに気を遣わなくてもいいことは、精神的な疲労を減らすのでロングツーリングをする場合には好都合である。
シートの耐久性はいいと思う。3年5ヶ月経った今でも へたれている感じはない。ただ、長い間乗り続けていると尻の骨の部分が沈んできてショックの吸収性が失われ、ケツが痛くなる。これはどんなバイクでも一緒だと思うが・・。

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