the engine displacement : 79cc
engine type : water cool 2-stroke
1-cylinder piston lead valve
peak power : 10ps/8,000rpm
max torque : 0.95kg-m/7,000rpm
seat height : 715mm
tank capacity : 8.0liter(reserve 0.5liter)
brake : F,R/single disk
tire : F,R/100/90-12 48J tubeless
ignition type : primary kick
suspension : F/handstand
R/swing arm/uni track (single)
transmission : 6-speed (3.307/2.111/1.545/1.240/1.074/0.965)

■購入動機
4年間雨の日も風の日も雪の日も(何度か)乗り続けてきたバリオスが、いろんな部位が悲鳴を上げ、いつ壊れてもおかしくない状態にまで急速に老けてきてしまった(自分のせいだけど)。
即座に大型バイクを買うわけにはいかない財政状況であったが、しかし通勤の足としてのバイクは欠かせないのである。
まあ大型が欲しいことは欲しいが、今回は意を決して先に延ばすことにした。
で、はじめはアドレス100Vなどのスクーターを買おうかと考えていたのだが、ここにきて以前から気になっていたKSRが排ガス規制の施行により生産中止するという話を聞いた。
現状では当分大型を買える見込みはなさそうだし少し値は張るがそれならば買うしかねえべってな感じ。

■購入
大手ポータルサイトのネットオークションで購入。最終型、ほぼフルノーマル、走行1890kmのきれいなタマを見つけ入札。
自賠責が2年以上ついて18万。特別安かったとは言い難いけれど、入手困難なことを考えるとこんなもんかなという感じ。
相手は埼玉県に住む、人当たりの良さそうな子持ちのおにーさんで安心。
師匠の手と軽トラを借りて引き取りに行った。

■購入直後の印象('00 11月)
見た目はどんなオフロード車よりもかっこいい。純粋なオフ車ではないけど。
とにかく50のスクーターから比べれば格段にパワフル。
どんな幹線道路だろうと全く不安なく流れをリードできる。最高速は105キロなので必要十分なのだ。
振動、すぐ尻が痛くなるシートはご愛敬。
ブレーキは前後ディスクだが前はバリオス同様効きが甘め。ロックさせることは可能なのでまあ充分。
オフロード寄りなのでFサスのストロークが大きく姿勢変化が大きいので初めは乗りにくかったが、それは同時に曲がるきっかけをつくりやすいので慣れれば面白い。
燃費はリッター22〜28キロぐらい。タンクが8リッターなので計算上は航続距離は実質160〜200キロぐらい。
これだけ走れば原付としては充分だ。
こいつとはまた長くつきあっていけそうだ。

■購入後1年の感想('01 12月)
現在走行8300KM。
「もう購入してから1年以上が経ったんだな」
と、このページを見て気づいた(笑)。
最高速は当時105キロだったらしいが、つい最近は整備するまで90キロも出なかった。
チェーンをキッチリ張ってきれいにして注油して、タイヤの空気圧を多めにしてようやく100キロ出るかというところ。
加速も鈍くはなったが、それでも80キロまでの加速は素晴らしい。250スクーターと同程度の走りはできる。
振動の多さは相変わらずだけど、慣れてきたので問題なし。
尻の痛くなるシートも相変わらずで、来年のロングツーリングまでに何とか改造しないと大変なことになりそうだ。ハンズあたりで「メモリーフォーム」なるものを購入して長時間対応仕様にしないと・・。

ブレーキも何もやってないので甘い。
思いっきり握っても普通の路面状態ならガツンとかけても「キュッ」と音がする程度。バリオスよりましだけど。
ブレーキパッド交換が間近なのでそれによって少しは改善されるだろう。

燃費はずっとほぼ一定で23〜25km/lの間だ。あんまり走ってないけど長距離になると28km/lぐらいかな?
Xカードに縛られて昭和シェルONLYのオレにとって燃料タンクのリザーブが0.5Lしかないのが不安。
まあKSRのときはさほどスタンドにはこだわらないけどね。

あと、足代わりのバイクとしても使えるだろうと思っていたのだけれど、スクーターのようにメットインが無いし、リヤの純正キャリアは全然使えないしで買い物に使えない。常にデイバッグのようなものを持っていないといけないのだ。これは結構ツライ。
ということでリヤBOXの導入を検討中。格好悪いけど常に装着しなければいいだろう。
今は金欠で火の車なので導入は先送りだけど。

その他アクセルワイヤーが切れたぐらいで、大きなトラブルもなくきているので一安心。
チューンしたいところだけど、それよりはノーマルのままでいいからコイツを10年は乗れるようにしたい。焼き付いてエンジン載せ替えになってもね。
もう手放したら二度と乗れないであろう2stだから。
そしてとにかく面白いから。

■購入後2年の感想(02年11月) ※改良点等はTrouble参照
通勤の足として購入して早2年。相も変わらず毎日通勤に使っております。

いまだ絶好調!と言いたいところだが「まあ好調」である。
最高速は「平坦より気持ち下った道」で95、平坦路では90前後というところ。
甲州街道高架下などといった複車線でペースの速い道路を走らない限りそこまで出すことはないのであまり関係ない。
70〜80ぐらいの巡航は相変わらず余裕。

加速は購入時から比べて明らかに押しが弱い感じがする。
特に低速のもたつきがひどく、アイドリングでエンジン停止することが多い。
このあたりは季節(気候)やプラグの交換で改善される問題なのかもしれないが。
「ボッボッボッ」→「ビィーン」と言う感じで低速がもたつき、回転域が上がるときれいに吹け上がるのでプラグがカブっているのかも?
エアクリの清掃せねばなるまい。

足回りは特に不具合なくきっちり動いてくれているようだ。オイル漏れ等も無し。
来年あたりリヤサス交換とFフォークO/Hをしてやろうと思っている。

ブレーキはFパッド、フルードを交換したのだが、
エア抜きが下手なのか、あるいは構造的な問題があるのか(多分2つともだと思う)
レバー動作がどうもスムーズでなく、制動力はまずまずあるものの精神衛生上良くないし、それなりに握力(というより指を引く力)が必要。
別体マスターで径アップしたいところだ。
リヤブレーキは相変わらずロックしまくりなのでノンメンテ。フルブレーキの時にしか使わないのでパッドも減らない。

1年前はリヤBOXの導入を考えていたけど結局今のところ装着していない。
無きゃ無いで何とかなるものはなかなか購入に踏み切れないもんで。

金沢ツーリングに合わせて社外リヤキャリアを導入。
純正品に比べてフックの数が多いのでツーリングには重宝した。見た目は格好悪いけどツーリング派の人にはお勧め。
やると言っていたシート改造は予算の関係でお流れ。
まあ尻が痛くなるといってもツーリングに出てしまえばどうせ遅かれ早かれ痛くなるし、たいしたことはない(笑)。

さらにツーリングの深夜走行に備えて社外ヘッドライトバルブも交換。
純正に比べるとだが、かなり明るくなって、街灯のない道でもまともに走れるようになった。
ヘッドライトは自身の視認性の向上はもちろんだが、もっと重要なのは対向車や歩行者への視認性の向上が一番重要!!
暗いライトでは速度の遅い原付のスクーターと誤認されて、クルマに右折されたり、歩行者に横断されたりしてしまうからだ。

プラグもイリジウムプラグに交換してみた。
デンソーとNGK両方使ってみたが両者の違いはわからなかった。
ただやはり交換直後はアイドリングも安定し、気持ち吹け上がりも良くなった気がする。

燃費は少し上がって24〜28km/lぐらい。平均値は26ぐらいかな?
金沢ツーリングの時は50ccと一緒に走ったこともあって36km/lを記録!!
法定速度で走れば地球にも環境にもやさしいということのようですが・・。

チェーン・スプロケも社外のRK製・AFAM製に交換。
コマ数、丁数ともにノーマルと不変。小排気量のバイクで出力を変えずにレシオ変更するのは、良さをスポイルする確率が非常に高いし。
ノーマルと比べて伸びるのが遅いのでメンテ性は良好。

タイヤはリヤがパンクしてあえなく交換。
フロントタイヤは購入以来未交換だが20000kmぐらいは保ちそうな感じ。
タイヤは今後もおそらく純正を使っていくだろうがグリップは充分なので満足。

アクセルワイヤーは年内に交換の予定。

と、とりあえず殴り書いてみた。
今のところは基本的にお金がかかっていないが、いつの日にか来るであろう駆動系・フロント足回りの大がかりなメンテに備えて無駄な出費は控えます。
目指すところは10年乗り続けることだから。
NewKSR、「遠心クラッチ4速」というKSRの「ウリ」を完全にスポイルするという暴挙・・。
お話にならないマシンに成り下がってしまったのでね。

追記:
ボルトンからKSR110用のマニュアルクラッチキットが発売されるようです!!
少し明るい未来が開けてきました。数年後の次期マシンは110かも?


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