5/4(木)
超ガッツポーズ!!
朝早くの桜島フェリーで鹿児島から桜島に渡る。十数分の船旅なので客室に上がるわけでもなくバイクのそばで到着を待つ。
まだ朝の匂いがする陸地を離れ、ゆっくりと鹿児島湾を横断する。

反時計回りに海沿いを走る。
うっすらとした曇り空の中に構える桜島が目の前にあり噴煙を吐き上げる姿が豪快だ。路面に目をやると走っている辺りは普通のアスファルトなのだが、路肩には火山灰が積もっていて活火山なのだということを改めて気付かされた。
溶岩地帯を走り抜けていくと所々に噴石よけシェルターのようなものがあった。

鳥居埋没地に行きたいところだったが今回はパス。

垂水市から220号を南下して佐多岬方面へ足を向ける。
海岸線をいいペースで走っているとやはり気持ちがいい。

本土最南端佐多岬を制覇したのだが・・。途中から県道を経由し、269号でひたすら南へ走る。
大根占のシーサイドにあるキャンプ場ではファミリーキャンパーやライダー達がキャンプを楽しんでいる。

とにかく南へ。やはり自然とペースは上がるが長いこと走ってる割にはなかなか佐多岬には着かない。
太陽も高度を上げてじりじりとオレたちを照らし出し微妙に体力を奪っていく・・。

椰子の木が増えてきていよいよ佐多岬が近づいてきたことを感じられるようになってきた。
佐多岬への道は有料道路。海が木々の隙間から覗かせる楽しいワインディングだ。

佐多岬の駐車場に着いた頃にはもう結構お腹いっぱい走って疲れてしまった・・。
駐車場からさらに徒歩でかなりの距離を歩かなければならない。
かったるくて、たらたら歩いていると亮がキレ出した!
折角本土最南端に来たのにあまりにもオレのテンションが低いからだろう。
写真を見ればわかると思うけど笑顔がない・・。
馬がこんな近いトコまで寄ってくるのだ。
また日を改めて来なければならない場所が増えてしまった・・・。

来た道を戻り内之浦を抜ける448号ではなく220号で鹿屋を抜け志布志から都井岬へ向かう。
徐々にテンションも戻ってきた。

都井岬は野生(?)の馬がそこら中にいるのんびりした感じがする岬。
灯台からの展望は海の青さと視界の広さが印象的だ。
停めてあるバイクを馬に倒されないか心配だったけど・・(笑)。

右手に海を眺めながらフェニックスロードを日南方面へ走る。
この道は部分的に狭いところがあり、路面も良くないところがあるのだけど、その分のんびり走ることができて景色を眺めることが出来た。東伊豆の海岸線と同じような雰囲気があって結構好きな感じだ。

この辺り、キャンプ場が少ないのでマップルで見つけた栄松キャンプ場を今夜の寝床にすることに。
看板もなく見つけづらかったが地元の人に聞いて行ってみると海沿いにそれはあった。
すぐそばに海があってマリンスポーツを楽しむ人たちがたくさん泊まっているようだった。きれいな芝のキャンプ場でなかなかよろしい。
近くにスーパーもあってロケーションも良くてオススメだ。

今日は亮に悪いことをしたなと心の隅にひっかかったままだった。
疲れたのでシュラフにもぐるとすぐに眠りについた。






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